レアルの指揮官に就任したX・アロンソ photo/Getty Images
前線の選手にも守備を求める
今夏カルロ・アンチェロッティに代わり、レアル・マドリードの指揮官に就任したシャビ・アロンソ。アロンソがどうチームを変えていくか気になるところだが、注目ポイントの1つにシステムが挙げられる。
レヴァークーゼンでは3バックをベースに戦うことが多かったが、スペイン『MARCA』はひとまず[4-3-3]でシーズンをスタートさせることになると予想している。このシステムはアンチェロッティの下でも使用していたが、現状の選手層では4バックがベターだろうか。
今季のレアルはダビド・アラバやエデル・ミリトンらセンターバックに負傷者が出ており、今夏にディーン・ハイセンの獲得をまとめたとはいえ、まだピースが不足している。3バックで回していくにはセンターバックがやや足りないか。
また、シーズンを通して問題視されたFW陣の守備貢献度を高めていくことも課題となる。同メディアはアロンソがヴィニシウス・ジュニオールら前線の選手にも守備に走ることを要求していると伝えていて、すでにヴィニシウスとは話し合いの場を持ったとも言われている。
今季はキリアン・ムバッペも加わったが、ムバッペも守備にハードワークするタイプではない。一部ではアンチェロッティが前線の選手に自由を与えすぎたとの見方もあり、このあたりはアロンソ体制で引き締めていく必要があるか。
果たしてアロンソはチームをどう変えていくのか。ヴィニシウスとムバッペが攻撃の中心であることは変わりないはずで、攻守のバランスをどう保っていくか手腕が試される。