42歳ドネアが9回負傷で試合終了 その後、判定で勝利、WBA...の画像はこちら >>

井上と2度対戦したドネア photo/Getty Images

次戦は正規王者との統一戦に臨む

日本時間15日、アルゼンチン・ブエノスアイレスで行われたWBA世界バンタム級暫定王座決定戦。42歳となった井上尚弥のライバル、元世界5階級制覇王者ノニト・ドネアが、同級8位アンドレス・カンポスと対戦した。



1回、ドネアは自身が踏み込んでパンチを打った際にいきなりのバッティングで試合が中断するハプニングに見舞われるも、持ち前のボクシング技術でカウンターなどを決め試合を優勢に進める。

2回以降もドネアがボディストレートから上下にパンチを散らし、ボディにフックに積極的にパンチを繰り出しヒットさせていく。一方、カンポスは必死に食らいつき、細かくパンチをヒットさせるが、4回、5回と中盤になってもドネアの勢いが止まらず、なかなか活路を見いだせない。

7回、8回は完全にドネアのペース。力強いパンチの連打でカンポスを下がらせ、カウンターで右ボディや右ストレートを当てる。

すると9回 、カンポスが前に出て攻めたところ再びバッティングが起きてしまう。ドネアの右まぶたから出血し、試合が中断。するとドクターチェックで目が開けられない状態と判断され試合がストップした。勝敗はここまでの判定に委ねられ、ジャッジ3人がドネアを支持。3-0(88-83、87-84、87−84)で勝利を飾った。

ドネアはこれでWBA世界バンタム級暫定王座を獲得。WBAのバンタム級正規王者は、堤聖也だったが、左目の手術を受け防衛戦が行えず5月に休養王者となり、アントニオ・バルガスが昇格していた。
そのバルガスは比嘉大吾と対戦することが決定しており、ドネアはその勝者と王座統一戦を行うことになる。

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