「日本はベスト8進出に近づいている」「韓国はベスト16が目標...の画像はこちら >>

今回のW杯予選では圧倒的な強さを見せつけた日本代表 photo/Getty images

「日本がベスト8に進出しても、誰も異変だと思わないだろう」

2026年ワールドカップ北中米大会アジア最終予選の日程が終了し出場6カ国が決まった。ワールドカップまで1年を切った中、ここからは本大会に向けて入念な準備をしていく期間となる。



今回の予選では、7勝2分1敗、勝ち点23で得失点差27という圧倒的な強さを見せた日本。この成績から来年の本大会での躍進が期待されており、さまざまなメディアからダークホースとして見られている。そんな日本代表をお隣の韓国メディアが取り上げており、現状の日本と韓国を比較している。

『スポーツ朝鮮』は「韓国サッカーは日本に追いつけることができるのか…… レベルが違う目標設定、日本は、『W杯優勝』を掲げている」と題し、日韓それぞれのサッカーの現状について言及。日本については「世界の誰もが日本がワールドカップ優勝候補だとは思わないだろう。しかし日本はその目標に向かって進んでいる。すでに協会内でワールドカップ優勝のための長期的な計画を樹立している状態だ」と述べており、日本の目標がワールドカップ優勝という高い目標であることに触れていた。

一方で韓国については「韓国はまだワールドカップベスト16だけを目標に掲げている。ベスト16に行けば成功で、上がらなければ失敗だ。結果だけを見て、大会を通して過程のどこに問題があったのか、そういう所を見ていない」と指摘。その上で「日本は目標を一段ずつ高めながら進んでいるが、今回のワールドカップも韓国はベスト16だけ眺めている」と両国の掲げる目標に大きな差があることを嘆いていた。

また、そんなワールドカップ優勝を掲げる日本について「ベスト16で毎回涙を呑んだが、日本はベスト8進出に近づいている。
2018年ワールドカップでは黄金世代のベルギーを脱落の瀬戸際まで追いやり、前回のワールドカップではクロアチアとPK戦の末に敗れた。もう日本がベスト8に進出しても、誰も異変だと思わないだろう。日本はベスト8にも到達していなかったが優勝という目標をすでに立てて進んでいるところだ」と評価していた。

韓国は今回の最終予選6勝4分無敗という成績で終えた。無敗という点は素晴らしかったが、取りこぼしの試合が多く、世間からは出場できても肝心な本大会で戦えるかが不安という意見も多く見られた。韓国はここ数年の予選でも不安が残る戦い方を見せており、日本と同じ上位進出はおろか、ベスト16に進出できるかどうかが現実的なラインとされていた。今回もベスト16をボーダーラインとしていることから、高く目標を掲げている日本と比較して差が開いてしまったと危機感を感じたのかもしれない。

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