長くブラジル代表をリードしてきたネイマール photo/Getty Images
この1年でどこまで状態を上げられるか
指揮官にカルロ・アンチェロッティを招聘し、苦しみながらも2026ワールドカップ出場を決めたブラジル代表。ここからは本大会への準備期間となるが、気になるのは古巣サントスに戻っているFWネイマールだろう。
サントスに戻ってからも怪我の問題などがあり、そこまで印象的なパフォーマンスは見せられていない。今のセレソンでネイマールを中心に据えるべきかは意見が分かれるだろうが、代表OBの中にはネイマールのセレソン入りを望む者もいる。
その1人がミランなどで活躍したカフー氏だ。ブラジルのレジェンドでもあるカフー氏は、ネイマールにワールドカップのタイトルを手にしてほしいと願っている。
「ネイマールがポテンシャルを発揮できていないとは思わない。彼はワールドカップ以外の全てを勝ち取ってきたんだ。ただ、ワールドカップは絶対に1人で勝ち取ることはできない。今は彼を最高の形でサポートしてくれるチームがある。彼には理想のコンディションを取り戻し、来夏の代表に入ってきてほしいと願っている」(『Gazzetta dello Sport』より)。
このあたりはネイマールのコンディション、さらにはアンチェロッティの采配次第だろう。今のブラジルにはヴィニシウスやハフィーニャなど、他にも実力あるアタッカーがいる。ネイマールの投入は一種の劇薬とも言えそうで、2026年大会へネイマールを組み込むべきか迷うところだ。