ゴールを決めたラウタロ・マルティネス photo/Getty Images
一方的展開も終盤まで接戦
21日(現地時間)、FIFAクラブワールドカップのグループリーグE組第2節でインテル・ミラノと浦和レッズが対戦し、2-1でインテルが勝利した。
ボールを保持するインテルに対して浦和が自陣の低い位置に守備ブロックを構えてカウンターの機会を狙うという展開が試合開始直後から続いた中、浦和が一瞬の隙をついて先手を奪う。
失点したインテルはその後も攻勢を続け、19分にはラウタロ・マルティネスがクロスバー直撃のヘディングシュートを放つなど浦和ゴールに迫ったが肝心のゴールは奪えず、前半を1点ビハインドで折り返す。
インテルは後半からヘンリク・ムヒタリアン、フランチェスコ・ピーオ・エスポージトを投入し、攻撃のギアをさらに上げて攻勢を強め、71分には右サイドからの折り返しをムヒタリアンがゴール前左足で合わせたがわずかにゴール左に外れ、ゴールならず。自陣ペナルティエリア付近にフィールドプレイヤー全員が引いて守りを固めた浦和に対して得点機を作り出すことができない。
しかし、終盤になってインテルがついに浦和ゴールをこじあける。78分、左サイドからのコーナーキックの場面でニアサイドにボールが飛び、これにラウタロ・マルティネスがゴールを背にした状態から右足で合わせてシュート。これがディフェンダーの築いた壁をすり抜けてゴールに吸い込まれて同点に追いつくと、後半アディショナルタイム2分にはゴール前のこぼれ球をバレンティン・カルボーニが右足で押し込み逆転。土壇場で試合を引っくり返す。
このカルボーニのゴール直後に試合はタイムアップとなり、インテルが2-1で勝利して勝ち点3を獲得。一方浦和は初戦のリーベル・プレート戦に続いての連敗となった。

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