「これがフットボールだ」 スタジアムを“情熱の赤”に染めたレ...の画像はこちら >>

CWCを戦うレッズイレブン Photo/Getty Images

情熱の風景

浦和レッズが世界を驚かせたのは、渡辺凌磨の一撃だけではなかった。FIFAクラブ・ワールドカップのグループステージ第2戦、インテルとの一戦は1-2の惜敗に終わったが、アメリカの地に鳴り響いたのは、埼玉スタジアムさながらの熱狂であった。

スタジアム南エンドゾーンには、大勢の浦和サポーターが集結。エンブレムを模したコレオ、全身で跳ね、叫ぶ姿、休むことなく鳴り続けるチャント。それは、ホームと何も変わらない空間と評されるほどの迫力を生んだ。

アルゼンチン紙『Ole』は「浦和サポーターの熱狂は特別な光景だった」と称賛。試合終了直後、涙を流すサポーターの姿には「そこにあったのは純粋なフットボールへの情熱だった。これぞフットボールである」と記した。

SNSでも「アメリカだろうが、まるでホームのように応援するレッズサポ」「アメリカ=埼スタ!?」「過激なイメージがあったけど、こういうのを見ると、本当にサッカーが好きで情熱的な人が多いんだと感じる」「感動した」などの声が殺到。浦和の応援文化は“誇り”として世界に響いているようだ。

今節の敗戦でグループ敗退が決まったものの、サポーターたちは世界を驚かせるほどの“情熱”を確かに示してみせた。

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