チェルシー入りしたデラップ photo/Getty Images
9番の似合うエースになれるか
今夏にイプスウィッチ・タウンからチェルシーに移籍したFWリアム・デラップは、背番号9を任されることになった。近年のチェルシーにおいて、背番号9には苦い印象もあるだろう。
ロメル・ルカク、タミー・エイブラハム、ゴンサロ・イグアイン、アルバロ・モラタ、ラダメル・ファルカオ、フェルナンド・トーレスと一流ストライカーたちがこの番号を背負ってきたが、失敗例の方が多い。『呪いの9番』との見方もあるだろう。
デラップにとってはプレッシャーかもしれないが、本人は気にしていない。すでにデラップはチェルシーの一員として今夏のクラブワールドカップを戦っているが、プレッシャーは感じていないようだ。
「迷信とかを信じるタイプの人間ではない。周囲には色んな話があるかもしれないけど、僕にとっては何の意味もないよ。ストライカーに関係する番号だから選んだんだよ。結局背番号というのは背中につける番号でしかないから、それほど大きな意味はない。ただ、9番は昔からストライカーに関係する番号でもあるから、好きではある。プレッシャーは感じていないよ」(『ESPN』より)。
チェルシーの前線ではニコラス・ジャクソンとの競争があるが、ジャクソンもまだFWとして完成されているわけではない。デラップにもポジションを奪うチャンスはあるだろう。
FWはゴールで判断されるものだが、デラップは9番の似合うストライカーになれるか。