昨季はレンタルで放出されていたサンチョ Photo/Getty Images
活躍できず国外へ
ジェイドン・サンチョの去就が大きく動き出している。ジャーナリストのジャンルカ・ディ・マルツィオ氏によれば、同選手はユヴェントスから提示された契約オファーを受け入れる寸前にあり、移籍は来週中にも完了する可能性があるという。
ユナイテッドは今夏、マテウス・クーニャに巨額を投じ、さらにブライアン・エンベウモ獲得に向けて6000万ポンド規模の交渉も進行中とされている。これらを実現させるには売却による資金捻出が不可欠であり、その対象の一人がサンチョである。
かつてドルトムントから7300万ポンドで加入し、将来を嘱望されたサンチョだが、ユナイテッドでは通算83試合12ゴール6アシストにとどまり、期待に応えたとは言い難い。昨季はチェルシーへレンタル移籍し、公式戦41試合で5得点10アシストと一定の成果を上げたものの、買い取り義務は破棄され、完全移籍には至らなかった。
ナポリも関心を示していたが、高額な給与要求がネックとなり撤退。代わってフェネルバフチェが個人合意に達したとトルコ方面から報じられており、年俸は850万ポンド規模になる模様である。
しかし、ここへ来てユヴェントスが本格的に動き出しており、同紙によれば、ユナイテッドとのビデオ会議を予定しているという。ドゥシャン・ヴラホヴィッチやドウグラス・ルイスらを含むトレード案も検討されており、交渉加速が図られている。
サンチョの期待されたプレミアリーグでのキャリアは、ここで幕を下ろすことになるかもしれない。