レアルの指揮官に就任したアロンソ photo/Getty Images
今後の補強策はどうなるか
今夏すでにボーンマスからDFディーン・ハイセン、リヴァプールからDFトレント・アレクサンダー・アーノルド、リーベル・プレートからアルゼンチン期待のMFフランコ・マスタントゥオーノを獲得するなど、市場で積極的な動きを見せるレアル・マドリード。
特に最終ラインが手薄となっていただけに、ハイセンとアーノルドの獲得を早々にまとめたのは見事な動きと言える。
スペイン『as』は、レアルがアロンソ希望の3選手獲得に失敗したと伝えている。まず1人がアーセナル移籍に近いとされるレアル・ソシエダMFマルティン・スビメンディだ。
昨季限りでトニ・クロースが引退し、今夏にはルカ・モドリッチもチームを離れる。中盤のゲームメイカーは今夏獲得すべきであり、ラ・リーガの環境をよく知るスビメンディは理想のターゲットだったか。
2人目はアロンソがレヴァークーゼンでチームの柱としていたMFフロリアン・ヴィルツだ。こちらはリヴァプール移籍が決定済みで、そのテクニックはワールドクラス。自身のスタイルをよく知る選手として、アロンソがヴィルツを希望したとしても不思議はない。
そして3人目は同じくレヴァークーゼンで守備の要だったDFヨナタン・ターだ。ターはドイツ王者バイエルンにフリーで加入することが決まっていて、レアルのター獲得も実現はしなかった。
センターバックに関してはハイセンを獲得できているが、中盤はやや不安が残るエリアか。クロース引退後はゲームメイクに苦戦していると言われる機会も増えており、ここは今夏のうちに解決しなければならないところだ。