アヤックスに移籍した板倉 Photo/Getty Images
オランダの名門へ
板倉滉がアヤックスと正式契約を結んだ。同クラブおよびボルシア・メンヒェングラートバッハは、両クラブ間で移籍合意に至ったと発表。
28歳の板倉は、1997年1月27日生まれ。神奈川県の名門・川崎フロンターレのアカデミーで育ち、プロデビューも同クラブで果たした。その後、ベガルタ仙台へのレンタルを経て2019年に川崎Fからマンチェスター・シティへ移籍。プレミアリーグでは出場機会がなかったものの、オランダのフローニンゲン、ドイツのシャルケ04へとレンタル移籍し、実績を重ねた。そして2022年夏、ボルシアMGへ完全移籍し、ここ3シーズンで中核を担っていた。
クラブのフットボールディレクターを務めるアレックス・クロース氏は、「コウがアヤックスと契約してくれたことを非常に嬉しく思う。数ヶ月にわたり丁寧に進めてきた移籍案件であり、彼は我々のクラブ史上初の日本人選手という特別な存在となる」とコメント。「対人戦に強く、ボール扱いにも長け、戦術理解にも優れる。経験と安定感に加え、リーダーとしてチームを導く力を持っている」と高く評価した。
ヨーロッパで確かなキャリアを築いてきた板倉が、今度はオランダ屈指の伝統を誇るアヤックスで新たな歴史を刻む。