残留となったダニ・セバージョス photo/Getty Images
指揮官自ら残留を説得
ラ・リーガでは開幕からの3試合で先発出場がなく、総出場時間もわずか22分にとどまっていたことからダニ・セバージョスがレアル・マドリードを去るのは確実と見られていた。実際、彼にはマルセイユへの移籍話が浮上していて、1500万ユーロ(約25億9000万円)程度の移籍金をマルセイユが支払う方向で交渉が進められていた。
しかし、移籍市場が閉まる直前になってシャビ・アロンソ監督がセバージョスと面談を行い、その結果セバージョスは残留を決断したようだ。現地メディアの取材に応じたシャビ・アロンソ監督は、同選手について以下のように語っている。
「ダニ・セバージョスと話をした。彼に関する状況は明確になっている。残留するよ。彼はチームの一員であり、残ってくれることを嬉しく思っている」(ドイツ紙『Sport Bild』より)
また、主将であるダニ・カルバハルは、シャビ・アロンソ監督が面談の場で残留してほしいとセバージョスを説得したことが同選手の決断に大きく影響したと明かしている。
「彼はマルセイユに移籍しようとしていたけど、最後になって交渉は決裂した。なぜなら監督が彼と話をして、『残留するべきだ。チームの一員として計算に入れているし、シーズンは長くてたくさんの試合がある』と言ったからだ」
「ダニは中盤に特別なものをもたらしてくれる存在だ。ボールを持つのが好きで時間を作ることができる。パスが出せて、ボールを失うことがない。中盤に別の選択肢を提供してくれるし、監督もダニが唯一無二の選手であることを知っている」
今月の代表ウィークが終わればUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズが始まり、年末まで過密日程が続く。