レアルに加わったアーノルド photo/Getty Images
ビッグプレイヤーでもレアルの魅力は特別?
移籍市場で動く巨額の移籍金が話題を呼ぶ中、見逃せないのがレアル・マドリードのフリー補強だ。
今夏にはリヴァプールからDFトレント・アレクサンダー・アーノルドを加えており、コストは今夏のクラブワールドカップ2025に登録するために支払った1000万ユーロのみ。
『BBC』もレアルの巧みなフリー補強術に驚いているが、2021年から数えると5年で4人目となる。2021年にはDFダビド・アラバ、2022年にはDFアントニオ・リュディガー、昨年にはFWキリアン・ムバッペ、そして今夏のアーノルドだ。
いずれも大物プレイヤーである点も凄いところで、バイエルン、チェルシー、パリ・サンジェルマン、リヴァプールでプレイしていた選手をフリーで引き抜いているのだ。
これについてスペインサッカーを専門とする解説者のフィル・キトロミリデス氏は、レアル・マドリードの特別なブランド力が選手を惹きつけると語る。
「出身地、以前どのチームでプレイしていたか、幼少期にどのクラブにいたか、そんなものは関係ないのだ。マドリーへの移籍はどの選手にとってもキャリア最大の出来事になる。トレントはリヴァプールで幼少期を過ごしてきたが、マドリー以外では今回のようなことは出来なかっただろう。マドリーには魅力、壮大さがあるのだ」
「マドリーは2位で終わることが許されない。クラブはありとあらゆるタイトルを獲得したいとの飽くなき欲求を備えている。その哲学が神秘的なオーラを醸し出す理由となっており、ビッグネームの選手たちが目指す動機となるのだ」
他のビッグクラブも優勝だけを目指しているはずだが、優勝以外許されないといった特別なオーラがレアルにあるのは事実か。そのブランド力は不滅であり、スタープレイヤーたちにとっても憧れのクラブとなっているのだろう。