ラウタロもとんでもないペースでネットを揺らしている photo/Getty Images
メッシがいた方が強いのは確かだが……
5日に2026ワールドカップ南米予選でベネズエラと対戦したアルゼンチン代表では、このゲームがホームでの代表最終ゲームになる可能性があるFWリオネル・メッシに話題が集中した。
メッシはこのゲームでも2ゴールとさすがの活躍を見せたが、来年の2026ワールドカップ参戦はまだ決めかねているようだ。
ただ、2022W杯王者アルゼンチンでは次なる世代も育っている。今回のベネズエラ戦ではレアル・マドリードへ移籍したばかりの18歳MFフランコ・マスタントゥオーノも先発しており、同選手も将来が楽しみな選手だ。
さらに途中出場したFCコモ所属の20歳MFニコ・パスも特別な才能の持ち主だ。レフティーとしてメッシに近い役割が期待できそうで、アルゼンチンの次代を背負っていく存在になるのではないか。
他にもマンチェスター・シティからレヴァークーゼンにレンタル移籍している19歳MFクラウディオ・エチェベリ、今年1月にボーンマスへ加入した20歳DFフリオ・ソレール、インテルからジェノアにレンタル移籍している20歳MFヴァレンティン・カルボーニらも控える。
また今のチームの前線にはインテルFWラウタロ・マルティネス、アトレティコ・マドリードFWフリアン・アルバレスの2枚がいる。ベネズエラ戦ではメッシとアルバレスが先発していて、ラウタロはベンチスタートだった。ラウタロがプレイしたのは16分間だけだったが、それでもダメ押しとなる2点目を記録。
ラウタロは代表通算得点数を33ゴールまで伸ばしていて、これはすでにゴンサロ・イグアインやアンヘル・ディ・マリア、故ディエゴ・マラドーナ氏を抜いて歴代5位の数字だ。35ゴールのエルナン・クレスポ、41ゴールのセルヒオ・アグエロといったOBの数字も射程に捉えており、ラウタロもアルゼンチンにとって特別な点取り屋なのだ。
もちろんメッシが参戦した方が強力だが、メッシを欠いたとしても今のアルゼンチンは強い。W杯連覇を目指すことも十分に可能な陣容と言える。