ソウレ、サヴォーナ、バレネチェアら逸材が次々羽ばたく ユヴェ...の画像はこちら >>

ローマへ向かったソウレ photo/Getty Images

利益を生む事業と評価

2018年に創設され、セリエCに参入しているユヴェントスのリザーブチームである『ユヴェントスNext Gen』。今のユヴェントスNext Genに改名したのは2022年のことだが、この3年間で多くの実力者を輩出してきた。



例えば現在ローマでプレイする22歳のアルゼンチン人FWマティアス・ソウレだ。ソウレは2020年にユヴェントスのアカデミーに加わり、Next Genでのプレイを経て昨夏にはローマへボーナス込み3000万ユーロで完全移籍している。

今夏のボーンマスからレアル・マドリードへの移籍で話題を呼んだDFディーン・ハイセンもそうだ。ハイセンに関しては放出がもったいなかったと言えるが、ハイセンは2021年にユヴェントスのアカデミーに加入。その後ローマへのレンタル移籍を経て、昨夏ボーンマスに1800万ユーロで移籍している。

他にはフィオレンティーナへ1900万ユーロで売却したMFニコロ・ファッジョーリ、アストン・ヴィラへ1700万ユーロで売却したMFサミュエル・イリング・ジュニオール、同じくアストン・ヴィラに1100万ユーロで売却したMFエンソ・バレネチェア、今夏ノッティンガム・フォレストへ1300万ユーロで売却したDFニコロ・サヴォーナ、ブレーメンに1000万ユーロで売却したFWサミュエル・ムバングラ、ジェノアに1000万ユーロで売却したDFコニ・デ・ヴィンターなど、Next Genから他クラブへ向かった選手は多い。

『Football Italia』はこの3年でユヴェントスNext Genが2億ユーロの売却益を手にしてきたと紹介していて、「利益を産む事業であることが証明されている」と評価する。

中には手放したのが惜しい人材もいたが、スカウティングと育成はまずまず機能していると言えそうだ。



編集部おすすめ