ニースでも結果は出なかったムココ photo/Getty Images
話題に出る機会はすっかり減った
ドルトムントのアカデミー時代から『ドイツの神童』と言われ、2022ワールドカップにも短時間ながら出場を果たすなど大きな期待を背負っていたFWユウスファ・ムココ。
しかしドルトムントのトップチームで定位置を確保することはできず、その後レンタル移籍した仏のOGCニースでも結果は出なかった。
そのムココは、今夏ドルトムントからデンマークの名門FCコペンハーゲンに完全移籍を果たした。5大リーグを離れることになるとは本人も想定していなかったかもしれないが、ここまでリーグ戦8試合に出場して2ゴールとまずまずのスタートだ。ひとまず出番は確保出来ており、今は出場機会の確保が何よりの優先事項だ。ここまでは悪くないスタートと言える。
独『Bild』によると、ムココも上手くいかない日々に苦悩してきたという。さらにムココは20歳とまだ若いが、年齢詐称疑惑が浮上したことがある。実は年齢が4つ上ではないかとの話題が飛び出し、これもムココを翻弄することになった。
ムココはまずピッチ上での不振について、「どうすればこの状況から抜け出せるのか、いつになったら良くなるのかと泣きながら考えてきた」と振り返っていて、かなり悩んだようだ。
また年齢詐称疑惑騒動については「注目を集めるために何でもする人がこんなにもたくさんいるなんて驚いた。信じられないほど貪欲な人もいるんだ」と語っている。
描いた通りのキャリアとはなっていないかもしれないが、コペンハーゲンで結果を出せば再びの5大リーグ挑戦が見えてくるはず。