18歳キングの気持ちも少しは晴れた!? Photo/Getty Images
ゴールを決めたかと思われたキング
プレミアリーグのフラムは8月の月間最優秀ゴールを発表したが、これが異例の選出となった。ファン投票によって選ばれたのは、第3節チェルシー戦で18歳の俊英MFジョシュ・キングがネットを揺らしたシーンだ。
キングはスピードのある抜け出しでチェルシーの守備陣を突破し、右足でカットインして低いシュートを見事に突き刺した。しかし、このゴールはVARの介入によって無効に。キングが抜け出す直前のシーンでボールをキープしたロドリゴ・ムニスがトレヴォ・チャロバーの足を踏んでおり、これが「不注意なチャレンジ」であるとされた。
しかしムニスはチャロバーに対して後ろ向きでボールを受けており、この判定は物議を醸した。試合の4日後、イングランド審判協会PGMOLは、これを誤審だったと発表。VARを担当していたマイケル・ソールズベリーが介入したことも、主審のロブ・ジョーンズがそれを受けてゴールを取り消したことも間違いだったとした。
フラムはこの幻のゴールをノミネートすることを決定。ファン投票で83.1%という高得票を得て、晴れてクラブ月間最優秀ゴールに選出されている。なお、キングのゴールが認められていれば、同選手にとってプレミアリーグ初ゴールとなっていた。
※電子マガジンtheWORLD309号、9月15日配信の記事より転載