17歳の逸材レナート・カール photo/Getty Images
前半戦のうちに選手層を厚くできるか
今夏も移籍市場ではイングランド勢のマネーパワーが炸裂することになり、他リーグはなかなか財政面で対抗できずにいる。スター選手獲得競争で勝てないとなれば、やはり『育成力』が大事になってくるのだろう。
バイエルンOBで元ドイツ代表のシュテファン・エッフェンベルク氏は、バイエルンも育成に力を入れるべきと主張。それも今すぐやれと主張していて、前半戦が終わるまでに若手をテストしておくべきとの考えだ。
「若手にチャンスを与えないといけないよ。今すぐだ!今日から12月までだ。今若手にはプレイタイムが必要なんだ。もしその期間で若手が良いパフォーマンスを発揮できれば、春頃のリーグ戦、DFBポカール、さらにCLでも起用できる」(『Sport Bild』より)。
バイエルンでも資金力でイングランド勢に対抗するのは厳しく、一部では今夏の補強も不十分との声がある。しかし幸い国内リーグでは圧倒的なタレント力があり、余裕を持って戦えるゲームも多い。そうしたゲームで若手をテストしていくことは可能なはずだ。
13日にはブンデスリーガ第3節でハンブルガーSVを5-0で粉砕したが、このゲームでは20歳MFトム・ビショフ、クラブのアカデミーで育ってきた17歳のMFレナート・カールを途中出場させている。カールに関しては小柄なレフティーの攻撃的MFということもあり、元ドイツ代表のメスト・エジルとの比較まである。
こうしたリーグ戦で経験を積めば、エッフェンベルク氏の言葉通り後半戦には戦力になる可能性がある。指揮官ヴァンサン・コンパニにはこの若手育成力も求められそうで、クラブの未来へ選手層を厚くしていけるか。
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