クラブ初のACLEに臨んだ町田 ホームでドローも指揮官「次に...の画像はこちら >>

FC町田ゼルビアの黒田監督 photo/Getty Images

「最低限の結果」

16日に行われたアジア・チャンピオンズリーグエリート(ACLE)の第1節にて、大会初参戦の町田ゼルビアは韓国のFCソウルと対戦。ホームで行われたこの試合は1−1のドローに終わった。



クラブにとって記念すべき初のアジア舞台。相手は同大会通算9回目の出場で、2013年大会では準優勝も経験しているFCソウル。チームには現在、元イングランド代表のMFジェシー・リンガードが所属しており、この試合では先発出場を果たした。町田は59分にカウンターから失点。DF昌子源のパスが相手に奪われ持ち運ばれると、サイドを駆け上がっていたリンガードに渡りグラウンダーのクロスを供給。ゴール前に走り込んでいたFWマルコ・ドゥガンジッチにワンタッチで押し込まれ、先制点を献上してしまった。それでも町田は80分に、左ポケットに侵入したMF下田北斗がクロスを送ると、FW藤尾翔太が流し、そのこぼれ球をMF望月ヘンリー海輝が押し込み同点に追いついた。

結果的に勝ち点1を分け合うこととなったが、指揮官の黒田剛監督は「最低限の結果」と今回の結果を評価。「我々が先制して、クリーンシートで持っていくのがモットーですから。そのへんはもう一つ、自分たちを見直さなければならない」と語った。

先制点をなかなか取れなかったことについては「もっと背後をシンプルに狙える場面、2列目からポケットに進入できる場面があったんですけど、なかなかその判断をくだすというところに至っていなかったのがすごく問題だなと思った。後半はいくらか背後のところ、チャンスも何度か作り逆転できるチャンスもありましたけど、そのへんは最後、個人のスキルですからまだまだトレーニングをしていかなければならない」と指摘。
「ホームですし、アジアの最上の戦いですのでなんとしても勝ち点がとりたかったこと。身近な韓国の伝統あるチームですから、しっかり胸を借りるつもりで選手たちは取り組んでもらいましたけど、1−1というところで、次につながると思いますので良かったと思います」と初戦の難しさ、そしてこれからの結果につながると前向きに評価した。

初陣で勝ち点1を手にした町田は次節、30日に敵地でマレーシアのジョホール・ダルル・タクジムFCと対戦する。

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