今季よりチェルシーでプレイするガルナチョ photo/Getty Images
ワールドカップへの道
チェルシーに移籍したばかりのアルゼンチン代表FWアレハンドロ・ガルナチョが、代表監督のリオネル・スカローニから電話を受け、今後の代表での立場について話し合ったようだ。今夏の移籍市場でユナイテッドを離れたガルナチョは、チェルシーでのデビュー戦を終えた後、スカローニ監督に「代表に自分の居場所はあるか」と尋ねたという。
これに対し、スカローニ監督は「居場所はある。ただし、後方からのスタートになることを忘れるな。代表に戻るには多くを証明しなければならない」と厳しい言葉を返した。ガルナチョは、昨年のコパ・アメリカで優勝メンバーの一人となったが、出場機会は限られていた。
ガルナチョのユナイテッド退団は、ルベン・アモリム監督との関係悪化が原因とされている。特に、昨シーズンのヨーロッパリーグ決勝でわずか19分しか出場機会を得られなかったことに不満を爆発させ、これが移籍の決定打となった。しかし、その才能は疑いの余地がなく、移籍金4000万ポンドはチェルシーにとって価値のある投資と見られている。
クラブでの新生活が始まったばかりのガルナチョだが、彼の視線はすでに次のワールドカップに向けられている。来週のユナイテッドとの対戦は、アモリム監督に自身の才能を再認識させる絶好の機会となるだろう。ワールドカップに向けて、ガルナチョがどれだけ存在感を発揮できるのか、今後の活躍に注目したい。