ミランにやってきたモドリッチはまさに“ピルロ2世” 中盤をコ...の画像はこちら >>

ミランの中盤を支配するモドリッチ photo/Getty Images

クラブOBアルベルティーニ氏も絶賛

20日にセリエA第4節でウディネーゼに3-0で完勝したミランは、これでリーグ3連勝。マッシミリアーノ・アッレグリが指揮官に復帰し、チームはまずまずのスタートを切った。



そのチームでさっそく存在感を放っているのが、レアル・マドリードからやってきた40歳のMFルカ・モドリッチだ。40歳を迎えた今もパフォーマンスに衰えは感じられず、豊富な経験値で早くもミランを引っ張るリーダーになっている。

クラブのレジェンドであるデメトリオ・アルベルティーニ氏は、その姿をアンドレア・ピルロと重ねている。ピルロはミラン、ユヴェントスで長く活躍した中盤の名手で、ベテランになってからも中盤の底から渋くチームをコントロールしてきた。今のモドリッチもそうした存在になっているのだ。

「ミランはリーグ屈指のMF陣を揃えているよ。ナポリと互角と言えるだろう。攻撃面は何かが不足しているかもしれないが、中盤はすでに若手とベテランが絶妙に融合している。ここで言うベテランとは、モドリッチのことだ。彼はチームに落ち着きをもたらしてくれた。あのポジションでプレイする偉大なチャンピオンは、チームメイトに期待以上のパフォーマンスを発揮させることができる。彼のおかげで全てが楽になるんだ。
若手にとっても、新加入選手にとってもね」

「彼とピルロの比較は自然なもので、キャリアを通して攻撃的MFの位置からポジションを落としてきたのは偶然ではない。かつてはプラティニなど10番タイプの選手は高い位置でプレイしていたが、その後はアンチェロッティや私のような選手が深い位置に入るようになり、守備的MFとしてもプレイメイカーとしてもプレイするようになった。ピルロがその役割をさらに進化させ、今のミランにはモドリッチがいる」(『Gazzetta dello Sport』より)。

モドリッチはピルロよりも高い位置に顔を出す機会は多いが、チームをまとめる存在感は似たものがある。年齢を重ねるごとにプレイは深みを増しており、モドリッチがコントロールするミランの中盤は強力だ。



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