一昨季は4位、昨季は6位と好調だったのに…… 5戦未勝利スタ...の画像はこちら >>

チームを指揮するエメリに解決策はあるか photo/Getty Images

今夏は補強にも動けず

今季は開幕5試合で0勝3分2敗。昨季はプレミアリーグで6位、2023-24シーズンには4位に入るなど好調だったアストン・ヴィラが今季は苦しいスタートだ。



指揮官ウナイ・エメリはいきなり試練を迎えることになったが、アストン・ヴィラはどこに問題を抱えているのか。英『BBC』のラミール・イルファン記者は対戦相手に強みを消されているとここまでの戦いを分析している。

「今季のアストン・ヴィラはいくつかのエリアで停滞している。2023-24シーズンと比較しても、彼らのビルドアップのやり方に大きな違いはない。しかし相手も速攻にヴィラの強さがあることを理解しているため、より深い位置でコンパクトな守備陣形を敷くチームが増えている。これにより、ヴィラはワトキンスを軸とした攻撃が阻まれている。ニューカッスルもこの戦術を採用し、ヴィラの弱点を突いた」

「さらにラッシュフォード、ベイリー、アセンシオ、ラムジーがクラブを去っているため、ヴィラはサイドの選手層が著しく薄くなっている。エメリはブエンディアやマッギン、モーガン・ロジャースら中央でのプレイを好む選手をサイドで起用している。それに対して相手が中央をブロックしてきているため、サイドプレイヤーが中へ入り込むスペースがブロックされている。スペースがあるとすればサイドで、もっと自然なサイドアタッカーがいればヴィラは強固な守備陣に対して有利に攻められるはずだ」

今夏は収益と持続可能性に関する規則(PSR)は影響もあり、アストン・ヴィラは思うような補強が展開できなかった。その影響も大きく、18位スタートと厳しい立ち上がりになっている。



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