アグエロが挙げた決勝点。手前右がケニー Photo/Getty Images
失点を責め続けられるケニー
QPRやリーズ、ボルトンなどでプレイした元GKのパディ・ケニー氏が、元マンチェスター・ユナイテッドのウェイン・ルーニー氏にボクシングで挑戦状を叩きつけた。
理由は、ある“歴史的なゴール”にある。ケニーがプレイしていたQPRは、最終節でマンチェスター・シティと対戦。2-1とリードしていたが、アディショナルタイムに2点を許して逆転勝利されてしまう。同点弾を挙げたのはエディン・ジェコ、決勝点を挙げたのはセルヒオ・アグエロだった。
ルーニーが所属していたユナイテッドは最終節でサンダーランドに1-0と勝利し、リーグ連覇が目前だった。しかしシティの勝利によって勝ち点が並び、得失点差によってシティの逆転優勝が決まってしまう。シティがプレミアリーグ初制覇を成し遂げた瞬間だった。
アディショナルタイムに2失点を許したGKのケニーに、ルーニーはまだ怒っているようだ。13年前のゴールについて未だに責め続けられるケニーは、ついにボクシングのリングの上で決着をつけようと動き出した。『Boxing Social』で次のように語っている。
「彼はアグエロのゴールについて僕を責め続けているから、僕と彼はリングで解決する必要があると思う。
丸っこい体型を絞り、すっかりスリムになったケニー。やはり元プレミアリーグ選手であるカーティス・デイヴィスとの対戦に向けて、約11kgも落としたという。しかしルーニーは『The Overlap』で「今はボクシングではなく、マネージャーとして復帰することを目指している」と語っている。
実現するかは定かでないが、あの歴史的なゴールはこんな因縁を生んでいた。