スロット監督に試練がやってきたか Photo/Getty Images
決してパフォーマンスは高くない今季
プレミアリーグで開幕5連勝を飾り、現在も首位に立っている昨季王者リヴァプール。しかし、第6節クリスタル・パレス戦で1-2と今季初黒星を喫すると、CLリーグフェーズのガラタサライ戦にも0-1と敗北。
リーグ開幕から勝利を重ねてはいたものの、リヴァプールのパフォーマンスレベルは決して高いとはいえなかった。試合終了間際の劇的な決勝点で勝利を収めることが続いており、裏を返せばギリギリまで勝負を決めることができていなかった。新加入選手のパフォーマンスも、完全にフィットしているとは言い難いものだ。
ガラタサライ戦ではモハメド・サラーに代わりジェレミー・フリンポンが右のウイングを務めたが、これも効果的とは言えなかった。リヴァプール専門メディア『LIVERPOOL.COM』は、「マークから抜け出すのが遅く、クロスの質も十分でなかった。攻撃全体と同様に、彼もあまりにも予測可能だった」と評した。フロリアン・ヴィルツについても、フィジカル不足が指摘されている。
『THIS IS ANFIELD』は、ガラタサライ戦について「慌ただしく、杜撰で、ひどく支離滅裂」、「当然の敗北」だったと酷評している。チームが抱える問題点は、意外と根深いものかもしれないと報じている。
「おそらく(アルネ・)スロット監督は、選手たちが調子を上げて、これまで欠けていた90分間のパフォーマンスを発揮するために必要なのは時間だけだと感じていたかもしれない。しかしこのパフォーマンスは、彼がもっと大きな問題について考えるべきであることを示唆している」
まさかの2連敗で露呈しかかっているリヴァプールの脆さ。