ブレーメンには0-4で敗れたボルシアMG photo/Getty Images
守備も開幕から崩壊中
ブンデスリーガ開幕から5試合を戦って0勝2分3敗で最下位。ボルシアMGにとっては予想していなかったスタートだろうか。
ボルシアMGといえば日本代表DF板倉滉がプレイしてきたクラブだが、今夏に退団。それだけが原因ではないとはいえ、ここまでの5試合で12失点とチームの守備は崩壊している。
板倉の退団に加え、痛手となったのがエースのFWティム・クラインディーストの長期離脱だ。昨季リーグで16ゴールを挙げて遅咲きのブレイクを果たし、ドイツ代表デビューも飾った194cmの大型FWクラインディースト。しかし昨季終了後に膝の半月板損傷で手術を受け、今季序盤は離脱している。
得点源のクラインディーストの離脱はボルシアMGにとってあまりに大きな痛手だ。今夏にはホルシュタイン・キールから日本代表FW町野修斗も獲得しているが、ここまでゴールはない。まだ始まったばかりとはいえ、2部降格のシナリオも警戒しなければならない。
そうなればさらなる主力流出は避けられず、クラインディーストもその1人となるだろう。昨年10月にドイツ代表デビューを果たしたクラインディーストがその地位を守るには、1部でのプレイを続けるしかない。
独『Bild』に対し、クラインディーストは「代表でプレイを続けるなら、2部は間違った道だね」とコメントしていて、2部降格の場合はボルシアMGで続ける道を選ばないだろう。
クラインディーストは11月頃に復帰の予定で、それまでは現戦力で耐え忍ぶしかない。