マンU指揮官ルベン・アモリム Photo/Getty Images
古巣崩壊を嘆く元コーチ
今季も不振にあえぐマンチェスター・ユナイテッド。すでに3敗を喫し14位に沈んでおり、早くもルベン・アモリム監督の解任が噂されている。
OBなど、かつての黄金期を知る者たちが口々に現状を嘆くなか、サー・アレックス・ファーガソンが監督を務めた時代にアシスタントコーチを務めたレネ・ミューレンスティーン氏もポッドキャスト『the No Tippy Tappy Football Podcast』で口を開いた。「クラブは2つの意味で崩壊している」と同氏は言う。
「ピッチ上では誰もが彼らの崩壊を目の当たりにしている。ブレントフォードは称賛に値する。彼らはゲームプランを立て、それが見事に機能した。マンチェスター・ユナイテッドには、それを覆す能力がまったくない。彼らはその点で破綻している」
「クラブはピッチ外でも崩壊している。私が所属していた、そしてサー・アレックスが築き上げた文化は、素晴らしいものだった。まるで家族のように、皆が一つになっていた。皆が互いを気遣い、大切にされていると感じていた」
同氏はマンUの崩壊は、共同オーナーのジム・ラトクリフ氏にも責任があると考えているようだ。
「オーナーシップ、ジム・ラトクリフの就任、人員削減など、裏で起こっていたすべてのこと。アレックス・ファーガソンが26年かけて築き上げたチーム文化がすべて完全に剥ぎ取られてしまった」
古巣の崩壊を嘆く元コーチ。迷走は続くが、いつかマンUは昔の姿を取り戻せるのだろうか。