好調を取り戻すウーデゴー Photo/Getty Images
起用法に注目が集まる
プレミアリーグ第7節では、ウェストハムをホームに迎える2位アーセナル。首位リヴァプールとは勝ち点2差だが、リヴァプールは今節でアウェイのチェルシー戦となるため勝ち点をとりこぼす可能性も低くなく、ガナーズにとっては首位に躍り出るチャンスとなっている。
今夏の積極補強によって大幅にスカッドが強化されたアーセナルだが、注目されるのはミッドフィールドに誰を起用するかという点だろう。新加入のエベレチ・エゼはここのところ中央で起用され輝きを放っているが、主将のマルティン・ウーデゴーも肩の怪我から復帰。CLオリンピアコス戦でも見事なスルーパスでチャンスを演出しており、コンディションが良さそうだ。
この2選手は自分のポジションを掴むために、非常に力強い主張を見せていると『sky sports』も指摘している。どちらを中央で使うのか、あるいは併用するのかは非常に興味深いところだ。
考えられるのは[4-3-3]でウーデゴーをセントラルに、エゼを左ウイングに置く形だが、エゼは中央で使ってこそその力が生きる。であれば、2名のセントラルMFに両選手を起用するというやり方もある。
『sky sports』もその可能性に触れていて、“ハンドブレーキ”と揶揄されたミケル・メリーノ、デクラン・ライスのミッドフィールドから完全に方向転換することになると伝えている。どちらにも攻撃的なMFを配置するこの“ダブル10番”ともいえる形は、実はカラバオ杯のポート・ヴェイル戦でエゼとイーサン・ヌワネリの併用という形で試されている。対戦するヌーノ・エスピリト・サントのウェストハムが非常に低いブロックを敷いてくるであろうことを想定すると、エゼとウーデゴーを中央で併用する形は効果的かもしれない。
スカッドが厚く、さまざまな形を試すことができる現在のアーセナル。ウェストハム戦ではエゼとウーデゴーが試合を支配する形が見られるだろうか。