ナポリへ移籍したデ・ブライネ photo/Getty Images
欧州を離れればリーグレベル低下の懸念が
今夏にマンチェスター・シティを離れたMFケビン・デ・ブライネは、新天地に昨季のイタリア王者ナポリを選んだ。ナポリではいきなり指揮官アントニオ・コンテとの衝突が噂されたが、1日に行われたチャンピオンズリーグ・リーグフェーズ第2節のスポルティングCP戦では2アシストを記録。ひとまず問題は落ち着いたか。
デ・ブライネのナポリ行きを歓迎しているのは、ベルギーサッカー界だ。ベルギー黄金世代は終焉を迎えつつあるが、まだ今のベルギー代表にもデ・ブライネ、FWロメル・ルカク、レアル・マドリードGKティボー・クルトワら黄金世代のタレントたちが残っている。
彼らと迎える2026ワールドカップは1つの節目となりそうで、ベテラン組にはトップコンディションを整えておいてもらう必要がある。ベルギー代表を指揮するリュディ・ガルシアはデ・ブライネがナポリ以外に向かう可能性もあったと今夏の移籍劇を振り返っていて、欧州トップリーグでのプレイ継続はベルギー代表にとってもポジティブなことと言える。
「アメリカ、サウジアラビアといった話もあった。そこにも良い面はあるが、時差や移動距離、リーグレベルといったマイナス要素もあった。ナポリならCLでもプレイできる。ケビンは私が一緒に仕事をした中でも最高の選手の1人だ。最高の選手と呼べるのは他にもいる。トッティ、C・ロナウド、アザールなどだ」(『Gazzetta dello Sport』より)。
デ・ブライネも年齢的に全盛期は過ぎつつあるが、今のベルギー代表にとって欠かせない存在であることに変わりはない。ナポリで好パフォーマンスを維持してくれれば、ベルギー代表にとっても大きなメリットだ。2026W杯はデ・ブライネにとっても最後のW杯になるはずで、来年へどうコンディションを整えるか楽しみだ。
De BruyneHøjlund #UCL pic.twitter.com/W1gFH4XLhB
— UEFA Champions League (@ChampionsLeague) October 3, 2025

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