ニューカッスルでプレイするトナーリ photo/Getty Images
イタリア代表でもキーマンに
現在のプレミアリーグではチェルシーMFモイセス・カイセドやアーセナルMFデクラン・ライスといった選手がトップクラスのセントラルMFとして高い評価を得ているが、ニューカッスルでプレイするイタリア代表MFサンドロ・トナーリも忘れてはならない。
近年のイタリアはワールドクラスのタレント育成に苦戦しているところがあるが、トナーリは中盤でハードに戦える実力者だ。
『The Overlap』にて、マンチェスター・ユナイテッドで活躍した解説のポール・スコールズ氏もトナーリを高く評価している。スコールズ氏の中ではライスよりもトナーリの方が評価は上のようだ。
「トナーリは最高だよ。彼は走れる。ニューカッスルではギマランイスも良いが、今のところはトナーリの方を選ぶ。(トナーリがプレミア最高のMFか?)ああ、そうだね。ライスとでも言うかい?ライスより優れていると思うよ。誤解しないでほしいが、ライスのことも気に入っている。ライスにもあらゆる才能がある。ただ、少しボールタッチが多すぎるように思う。必要以上にスタイリッシュに見せようとしている気がするんだ。フィジカルは素晴らしいし、ボックス・トゥ・ボックスもできる。
イタリア代表は今月11日に2026ワールドカップ欧州予選でエストニア、続く14日にはイスラエルと対戦する予定で、トナーリも代表メンバーに入っている。新監督となったジェンナーロ・ガットゥーゾも現役時代は闘犬と呼ばれたMFだったこともあり、ガットゥーゾもトナーリのようなタイプのMFを好んでいるのではないか。3大会ぶりのW杯出場へ負けられない戦いが続くが、トナーリはキーマンの1人と言えそうだ。