解任の声が上がるインドネシア代表のパトリック・クライファート監督 photo/Getty images
大量の帰化選手を招集するも……
現地時間11日に行われたワールドカップ北中米大会アジア4次予選でインドネシア代表がイラク代表と対戦。試合は0−1でイラク代表が勝利し、88年ぶりのワールドカップ出場の夢が潰えた。
アジア最終予選では3位フィニッシュで今回の4次予選に回ったインドネシア。4次予選では最終予選で同組だったサウジアラビア代表、グループB3位のイラク代表と同組となった。第1戦でサウジアラビアに2-3で敗れ、もう後がないインドネシアはこのイラク戦での勝利が必須だった。しかし76分にイラクFWジダン・イクバルにゴールを許し敗戦。2連敗で4次予選敗退となった。
今回の予選では多くの帰化選手を招集し臨んだインドネシア。『CNN Indonesia』は「イラクに0-1で敗れた後、2026年のワールドカップへの出場に失敗した。涙をこらえられなかったMFトム・ヘイを含む選手たちは悲しみに襲われた」「イラク戦の敗北はインドネシアにとって壊滅的な打撃だ。2026年のワールドカップでお気に入りのチームの試合を見るというインドネシアの夢は消えてしまった」と伝え、他のインドネシアメディアも同様に、今回の結末に落胆した。
また同メディアによれば、SNSにてインドネシア代表の監督を務めるパトリック・クライファートの退団を要求する「#KluiverOut」がトレンド入り。今回のワールドカップ出場を逃したことで、その夢を実現できなかったと評価され、解任の声が多く集まっているという。
一方別の記事では、今回の試合で笛を吹いた中国人審判の馬寧主審への不満の声があがっている。