ドルトムントの選手達 photo/Getty Images
ドイツ最大のビッグマッチ
18日(現地時間)、ブンデスリーガ第7節でバイエルン・ミュンヘンとボルシア・ドルトムントが対戦する。人気と実力の面でドイツの他のクラブより抜きん出た存在である両者の対戦は、『デア・クラシカー』と呼ばれるドイツのナショナルダービーだ。
この試合では互いのプライドをかけた熱戦が毎回繰り広げられているが、今回はドルトムント側により大きなプレッシャーがかかっているかもしれない。ここまで6戦全勝で首位のバイエルンをドルトムントは勝ち点4ポイント差で追いかけていて、この試合に敗れれば両者の勝ち点差は7ポイントとなり、バイエルンが序盤にして独走態勢に入ってしまう。敵地ミュンヘンでの試合とは言え、ドルトムントとしては絶対に負けられない一戦となる。
そのため、バイエルンのOBであるローター・マテウス氏も、今回はブンデスリーガ全体のことを考えればドルトムントが勝ち点を得ることが望ましいと考えているようだ。
「シーズン終盤まで緊張感のあるリーグ戦が続くという状況はブンデスリーガ全体にとって魅力的であり、ドイツ国外からの関心も引きつけることもできる。今回のデア・クラシカーではアウトサイダーと言えるドルトムントがここまで無敗のバイエルンに対してセンセーションを巻き起こせば、それはブンデスリーガにとって良いことだ」
バイエルンは今シーズンのブンデスリーガ開幕から6戦全勝だが、実はドルトムントも昨シーズンからブンデスリーガでは14試合無敗。また、バイエルンとの直近3回の対戦でも1勝2分けと負けていない。したがってドルトムントがバイエルンに勝利する可能性も十分にありそうなのだが、果たしてどのような結末となるのだろうか。