日本戦で結果を残せなかったヴィニシウス photo/Getty Images
アンチェロッティの実験は失敗
14日に日本代表と親善試合をおこない、2-3と衝撃の逆転負けを喫したブラジル代表。2-0とリードしたところからひっくり返された守備陣に批判が集中しがちではあるが、今回の一戦でブラジルが学んだもう1つの教訓がある。
スペイン『SPORT』はこの一戦から、FWヴィニシウス・ジュニオールのセンターフォワード起用はやめておけと結論を出している。
今回ブラジルのベンチにはリシャルリソン、イゴール・ジェズス、マテウス・クーニャと他にも最前線をこなせる選手がいたが、監督のカルロ・アンチェロッティはヴィニシウスを中央で起用。左ウイングにガブリエウ・マルティネッリ、右にはルイス・エンリケを入れていた。
ヴィニシウスはロドリゴ・ゴエスと交代するまで57分間プレイしたが、同メディアはそのパフォーマンスを酷評している。
「彼は57分間ピッチにいたが、ゴール&アシストが無かったのはもちろん、ドリブルも1度も成功せず、クロスの1本も上げていない。ブラジルの敗因は後半の守備の崩壊にあったため、ヴィニシウスに責任があるわけではない。しかしヴィニシウスが期待に応えられなかったことも事実だ。サポートがあればヴィニシウスは機能するが、彼が攻撃の指揮を執らなければならない時には生産性が非常に低く無力となる。ブラジルは信頼に値するだけの先発陣を擁してはいるが、その柱となる部分は脆弱だ」
ここ15年ほどのセレソンをリードしてきたネイマールの状態が上がらない今、ヴィニシウスはセレソンのエースになってほしい選手の1人だ。しかし代表では43戦8ゴール7アシストとまだまだ物足りず、誰もが認めるセレソンの柱にはなれていない。

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