ブラジルは準決勝でドイツに1-7で敗北 photo/Getty Images
まさかの1-7大敗
ブラジルサッカー界にとって一生消えない悪夢だろう。自国開催となった2014W杯の準決勝で、ドイツ代表に1-7のスコアで敗れた『ミネイロンの惨劇』だ。
開催国として優勝のみが求められていたが、ドイツにチームとしての完成度の差を見せつけられてしまった。あの敗北をピッチで経験した1人であるDFダビド・ルイスは、何か月も夢に出てくる最悪の敗北だったと振り返る。
「今でもあれはキャリア最悪の夜だよ。素晴らしいサッカーをしてきたから、ホームで1-7で負けるなんて考えられなかった。本当に辛くて、打ちのめされて涙が止まらなかった。正直、負けることを想像していなかった。前年にはコンフェデレーションズカップでスター揃いのスペインを破って優勝したばかりだったしね。あのドイツ戦も0-3とリードされてからも『ここから逆転するぞ』と心の中では言い聞かせていた。でも実際は沈み続けていたし、思い上がりすぎていたのかもしれない。あの試合は何か月も悪夢として出てくる敗北だった。何週間も眠れなかったし、何度もどうすれば良かったか考えだ。あのゲームは教訓を与えてくれたよ」(『Gazzetta dello Sport』より)。
当時のブラジルはネイマールが絶対のキングであり、ダビド・ルイスの言葉通り前年のコンフェデでは見事な戦いぶりだった。コンフェデのグループステージ初戦では日本代表も0-3のスコアで敗れており、あの敗戦を覚えている日本のファンも多いはず。
2014W杯本番もブラジルの熱量は凄まじかったが、ドイツは最後まで冷静だった。進化する欧州のサッカーに力の差を見せつけられる格好となり、サッカー王国のプライドが破壊された敗戦だったと言えるか。
Where were you in 2014 when Germany scored SEVEN?#FIFAWorldCup #OTD pic.twitter.com/zUuQrll6Ha
— FIFA World Cup (@FIFAWorldCup) July 8, 2024

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