クリスタル・パレスのグラスナー監督 photo/Getty Images
クラブ再建の立役者
クリスタル・パレスのオリヴァー・グラスナー監督が来年夏で同クラブを去るかもしれない。スペインメディア『Cadena SER』によれば、同監督はクラブ首脳陣に対して来年6月末で満了となる現在の契約を延長しない意向であると伝えたという。
グラスナー監督は昨年2月にパレスの指揮官に就任。低迷していたチームを立て直してプレミアリーグ残留に導くと、今年5月にはクラブ史上初となるFAカップ優勝を達成。今季のプレミアリーグでもここまで5位につけている。
『Cadena SER』は退団の理由について触れていないが、ビッグクラブからグラスナー監督のもとにオファーが届いている可能性は十分にあり得る。実際、複数のイングランドメディアの間ではリヴァプールの次期監督候補の一人としてグラスナー監督の名前が取り沙汰されている。
また、パレス首脳陣は引き続きグラスナー監督と契約についての話し合いを続ける方針だが、その一方で交渉が決裂した場合に備えた後任人事にも着手し始め、現時点ではヘタフェのホセ・ボルダラス監督が有力候補としてリストアップされているとも『Cadena SER』は伝えている。
グラスナー監督の退団が現実のものとなれば、それは同監督とフランクフルト時代からの師弟関係で結ばれている日本代表MF鎌田大地のチーム内での立場にも大きく影響を及ぼすことになるかもしれない。

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