これが最高クラスのパネンカ? ブラジルのユース大会で16歳の...の画像はこちら >>

2006W杯決勝でジダンが決めたパネンカも高さが出ていた photo/Getty Images

パネンカは高さを出すのが難しい

ここ最近サッカー界ではPKの技術の1つであるパネンカに注目が集まっている。

注目を集めるきっかけの1つとなったのは、今月18日に行われたアフリカ・ネイションズカップ決勝のセネガルVSモロッコにて、試合終盤にモロッコ代表FWブラヒム・ディアスがパネンカのPKを失敗したことだ。

パネンカは相手GKのタイミングを外せれば完璧だが、決めるのが難しい技だ。正確な技術はもちろん、度胸と冷静なメンタルの両方が求められる。

そんな中、今月はユース年代でも注目を集めるパネンカがあった。それは『コピーニャ』の名称でも知られるブラジルのコパ・サンパウロ・デ・フテボル・ジュニオールだ。これはU-20の大会だが、そこでブラジルのスポルチ・レシフェのアカデミーに所属する16歳のFWジョアン・エンリケがアメリカRN戦で決めたパネンカが「完璧なパネンカ」と注目を集めた。

完璧と絶賛された理由は、ボールの上がった角度だ。このパネンカはSNSでも話題を呼び、Tiktokユーザーのルーク・ゲールさんは物理学の面からも完璧なパネンカとの声を寄せた。

「これは数学的にも完璧な史上初のパネンカかもしれない。パネンカはボールを前に押し出すのではなく、下から蹴り上げるものだ。この2つの動きは、通常連動しない。高く蹴れば蹴るほどボールは遠くに飛ぶ。ジダンが2006W杯決勝で蹴ったパネンカは、これ以上高く蹴れないくらいの高さだった。それ以上高く蹴ってしまうとバーに当たるか、超えてしまう。ボールの高さがバーを完全に超えたところから得点するには、ボールスピード、角度、揚力、距離のバランスが完璧に揃わないといけない」

パネンカを蹴る際に最も怖いのはバーを超えてしまうことで、それを警戒して低めのチップキックを選択する選手がほとんどだ。その点エンリケが決めたパネンカは高さもかなり出ていて、ユース年代の大会とはいえ最も美しいパネンカの1つと言えるだろう。



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