「世界最高のDF」と称された過去も、ここ数年は厳しい現実 同...の画像はこちら >>

リヴァプールのファン・ダイク Photo/Getty Images

集中力の欠如を指摘

リヴァプールに所属するフィルジル・ファン・ダイクに対し、同郷のレジェンドであるヤープ・スタム氏が厳しい言葉を投げかけた。今季のアルネ・スロット監督率いるチームにおいて、盤石だったはずの守備陣は不安定な戦いを続けており、34歳の主将も批判の矢面に立たされている。

スタム氏は、直近のボーンマス戦で見せた失点に関わるミスを挙げ「集中力の欠如がチームに高い代償を払わせている」と警告した。

『Covers.com』の取材に応じたスタム氏は、現在のファン・ダイクの状態を「自分自身に疑念を抱いているように見える」と分析。リーダーとして周囲の選手のパフォーマンスを気に掛けるあまり、自分自身のプレイへの焦点が疎かになっていると指摘した。センターバックというポジションの特性上、一瞬の油断が命取りになることを強調し、世界最高のディフェンダーとして期待される水準に達していない現状に危機感を募らせている。

また、元イングランド代表のアラン・シアラー氏も、ボーンマス戦でエヴァニウソンの先制を許した際の対応を酷評した。強風を言い訳にするファン・ダイクに対し「風は関係ない。クリアすべきだった」と一蹴。クロスを阻止しようとせず、体を背けるような不可解な動きを見せた同選手の姿勢を「非常に奇妙だ」と断じた。マンチェスター・ユナイテッドで数々のタイトルを手にしたスタム氏同様、多くの識者がそのパフォーマンスの低下に注目している。

プレミアリーグのトップDFに君臨してきた同選手も、年齢とともに衰えやメンタル面の揺らぎを指摘される時期に来たのかもしれない。かつての威厳を取り戻すには、ピッチ上で証明する圧倒的なプレイが必要不可欠だ。守備の要であり精神的支柱でもある彼が再び輝きを取り戻せるかどうかが、スロット体制下のリヴァプールの浮沈を左右する決定的な要因となるだろう。

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