年末の死闘からもう回復? 「コンディションはすこぶるいい」ド...の画像はこちら >>

5階級制覇王者のドネア photo/Getty Images

異例の早さ

帝拳ジムが27日、プロボクシング興業「U-NEXT BOXING.5」を3月15日に開催することを発表。その中の対戦カードの一つで、WBA世界バンタム級4位・増田陸がWBA同級1位ノニト・ドネアと対戦することが判明した。


 
ドネアと言えば、モンスターこと、スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥をかつて苦戦させたライバル。これまでに5階級制覇を成し遂げたフィリピンのレジェンドボクサーだ。
 
ただ昨年12月17日にWBA世界バンタム級正規王者・堤聖也選手と王座統一戦を行い、善戦するも12R判定負け。激闘となり試合後の様子を見れば明らかにダメージは大きいように見えた。
 
それにもかかわらず今回、前戦からわずか3か月弱でのリング復帰が決定。本人はリモートで会見に参加し、「コンディションはすこぶるいい。また日本で闘えるというこのチャンスがもらえてとてもうれしい」などと語った。
 
この異例の早さでの再起戦には驚きだが、そのほかにもこの一戦が「WBA世界バンタム級挑戦者決定戦」であることは触れずに終われない。確かにWBA同級1位のドネアと4位の増田の対戦は、挑戦者決定戦を掲げるにふさわしい。帝拳プロモーションの浜田剛史代表も「完全な決定戦だ」と語ったようにランキングで見れば、王者に挑戦する資格を持つに値する。
 
ここで気になるのが、昨年12月31日に行われたWBA挑戦者決定戦だ。その一戦で井岡一翔(同級9位)がマイケル・オルドスゴイティ選手(同級11位)に勝利し、王者・堤への挑戦権を得たはずだった。
当然、井岡が3月15日までに王者・堤と対戦する予定はない。
 
王者に挑戦する選手が2人いても問題はないが、わざわざ2人立てる意味も見いだせない。また井岡は大晦日の試合後に、堤ではなくWBC同級王者の井上拓真との対戦を要求しており、観戦に来ていた堤も肩透かしを食った様子を見せていた。
 
このまま井岡は堤に挑戦することはなく、増田かドネアの勝者が堤に挑戦することになるのだろうか。この勝負の行方はもちろん、今後の井岡の動向にも、注目が集まりそうだ。

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