3連勝を支えたのは戦術ではなく休養だった キャリック監督が着...の画像はこちら >>

マンチェスター・ユナイテッドのキャリック監督 Photo/Getty Images

知将が変化を加える

マンチェスター・ユナイテッドの暫定監督に就任したマイケル・キャリックが、前任のエリック・テン・ハーグやルベン・アモリムが重視してきたトレーニング・ルーティンを大きく見直したようだ。

『THE Sun』などによれば、最大の変更点は「試合翌日の完全オフ」の導入である。

これまでの指揮官が、試合翌日にもリカバリーを名目としたトレーニング参加を義務付けていたのに対し、キャリック監督は心身の回復とリフレッシュを最優先。この大胆な方針転換が、チームに新たな活力をもたらしていると同紙は伝えている。

さらに同監督は、練習時間を短縮する一方で、セッションの強度と密度を大幅に引き上げた。ジョナサン・ウッドゲートやジョニー・エヴァンスといった経験豊富な守備者をコーチ陣に加え、個々の課題にフォーカスした専門的な指導を実施。スタジアム入りの時間をキックオフ直前まで遅らせるなど、試合当日の過ごし方にも変化を加え、選手が過度な緊張から解放される環境を整えている。規律と管理を前面に押し出したテン・ハーグ時代とは対照的に、自主性と集中力を引き出すアプローチが機能しているようだ。

その効果は、結果として明確に表れている。マンチェスター・シティを2-0で下し、首位アーセナルとの打ち合いを3-2で制覇。直近のフルアム戦でもベンジャミン・シェシュコの決勝弾で勝利し、就任後は3戦全勝を記録している。1月5日のアモリム解任後に漂っていた不安は一掃され、ユナイテッドは一気にCL圏内の4位へ浮上した。

かつてジョゼ・モウリーニョも休養を重視するマネジメントを採っていたが、キャリック監督にはクラブの文化と空気を熟知しているという大きな強みがある。次節のトッテナム戦で4連勝を達成すれば、「暫定」の肩書きが外れる可能性も、現実味を帯びてくるだろう。

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