ネイマールは“終わった選手”か? W杯生き残りを懸けた最後の...の画像はこちら >>

サントスのネイマール Photo/Getty Images

34歳の正念場

ブラジル代表の象徴ネイマールが、選手キャリア最大の正念場に立たされている。南米サッカー事情に精通するティム・ヴィッカリー氏が『talkSPORT』で語ったところによれば、同選手にはすでに「終わった選手」との辛辣な評価も向けられており、代表復帰を懸けたプレッシャーは極限に達しているという。



昨季のネイマールは、膝の手術を先送りしながら古巣残留に力を尽くしたものの、コンディションは決して万全ではなかった。ブラジル代表を率いるカルロ・アンチェロッティ監督は「100%の状態でない選手は選ばない」と明言しており、実績や名声による情状酌量は一切ない。2023年10月の前十字靭帯断裂以降、セレソンから遠ざかっている同選手にとって、3月のフランス戦、クロアチア戦は事実上の最終試験となる。

一方で追い風となっているのが、ブラジル国内リーグの開幕時期が例年より前倒しされた点だ。ヴィッカリー氏は「真剣勝負の舞台が早い段階で用意されたのは幸運だ」と指摘する。通常なら調整に費やされる時期だが、今季は公式戦で即座に強度と完成度を示す機会が与えられている。34歳の誕生日を迎えたばかりの天才は、限られた時間の中でアンチェロッティが課した高い基準をクリアしなければならない。

かつて世界を魅了したテクニシャンも、今や語られるのは負傷の歴史ばかりだ。再び黄金色のシャツをまとい、ピッチで輝く姿を思い描くことは容易ではない。それでもW杯という最後の夢を掴むため、ネイマールが見せるかもしれない執念の復活劇に、期待を寄せずにはいられない。

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