昨年の女子U-17W杯で優勝した北朝鮮代表 FIFAランキン...の画像はこちら >>

U-17女子W杯を制した北朝鮮代表 photo/Getty Images

最新のFIFAランキングでは日本の次にランクイン

昨年10月から11月にかけて開催されたFIFA U-17女子ワールドカップ。この大会で過去3回優勝している北朝鮮代表は、決勝でオランダ代表に3−0で勝利し4度目の優勝を果たした。

ちなみに北朝鮮は同大会最多優勝を記録している。

女子の北朝鮮代表といえば世界の強豪であり、日本としてもアジアの宿敵という立ち位置として厄介な相手とされている。現にこの大会の準々決勝で両者は当たり、日本は1−5の完敗を喫した。現状女子FIFAランキングを見ると、日本の8位に次いで北朝鮮は9位の順位にいる。

男子同様に他国との試合経験があまりない中何故これほどまでに強いのか、英『BBC』はかつてこの北朝鮮女子代表を特集したことがある。

同メディアは「北朝鮮女子サッカーは何故強いのか」と題し、それまでの代表の成績を紹介。過去に韓国女子サッカー代表チームの監督を務めたユン・ドクヨ氏のインタビューを紹介し、同氏は「北朝鮮女子サッカー代表チームはまず強靭な体力で相手チームの選手を圧倒する」と語っていた。

ユン監督は想像を絶するほどの高強度の練習を通じて機械のように組織的に動くため、国際舞台で強豪チームとして君臨できると話しており「軍人チームと同等の4.25サッカークラブ(4.25体育団)に代表選手が陣っているだけに、精神的な強さや闘志などで決して負けないチーム」と指摘し、さらに「選手が良い成績を出せば、北朝鮮自体が莫大な利益をもたらすと理解しているため、このような環境要因も良い動機付けになるだろう」と言及していた。

またソウル市サッカー協会政策企画委員のムン・ユジン氏は北朝鮮のスポーツに対し、「『銃声のない戦争』と言われるほど」とし、「頭角を現す分野で国のプライドをかけて戦うために、良い成績が出るのだろう」と説明。「北朝鮮女性の”危機突破力”は非常に強い」とし「金正日政権下でサッカーや音楽などの女性産業を育成したことに加え、韓国に亡命した脱北者の75%が女性であるほど、北朝鮮女性の強い特性がよく反映されている」と補足していた。

国際舞台で結果を残せば英雄として扱われる北朝鮮のスポーツ事情。国家のトップである金正恩氏は大のサッカー好きとして知られており、これまでも男子女子問わず激励に訪れることもあった。
北朝鮮にとって日本、韓国、アメリカは絶対に負けてはいけない相手とされているため、今後も当たるとなれば厳しい戦いが待っていることであろう。特に1番結果を残している女子サッカーは、今後もなでしこジャパンにとって大きく立ちはだかる相手となるだろう。

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