今季のプレミアは盛り上がりに欠けるのか photo/Getty Images
強豪もリスクを冒さない時代に?
イングランド・プレミアリーグには豊富な資金力があり、ビッグクラブはもちろん、中堅や下位のクラブにも実力者が揃う魅力的なリーグだ。その競争力こそプレミアが人気の理由だが、今季ピッチで展開されているパフォーマンスをサッカーファンはどう見るだろうか。
米『ESPN』にて、ライアン・オハンロン記者はここ10年で最も退屈な戦いと落胆している。理由は、今季のトレンドとなっているセットプレイだ。
「リーグがこれほど行き詰まったと感じたのは10年ぶりだ。欧州の他リーグを凌駕する放映権収入を誇るが、強豪クラブの戦いは酷いものだ。10年前、最高のサッカーはスペイン、ドイツ、イタリアで展開されていた。ちょうどプレミアをレスター・シティが制した2016年のことだ。そこからジョゼップ・グアルディオラ、ユルゲン・クロップがイングランドに来て、全ての問題は即座に解決された。マンチェスター・シティとリヴァプールは瞬く間に世界最高のチームへと成長したわけだが、その成功は『リスクを冒すサッカー』という魅力的な戦術によってもたらされたものだ」
「シティはプレミアでかつて見たことがないほどのポゼッションサッカーを展開し、リヴァプールは縦に速いヘビーメタル・フットボールを展開した。その後の10年はプレミアの頂点だったと言える。テクニックとフィジカルが融合した時代だ。それは見ていて楽しいものだった。しかし今のプレミアでは、誰も予想していなかったほどセットプレイが席巻している」
「第28節終了時点では、流れの中から放ったシュートが1659本に留まった。
現在プレミアはアーセナルが首位を走っており、アーセナルがセットプレイを最大の武器にしているのは確かだ。もちろん昨季王者リヴァプールの不調も問題であり、マンCも以前ほどの強さがない。セットプレイの流行だけが問題ではないかもしれないが、近年のプレミアと比較して物足りないシーズンと感じているサッカーファンも少なくないか。

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