世界ランク11位豪州に敗れた2位の台湾 台湾の一部ファンから...の画像はこちら >>

初戦黒星となった台湾代表 Photo/Getty Images

台湾メディアはここからの巻き返しを期待しているが……

第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次ラウンドが5日開幕し、東京ドームで行われるプールCでは世界ランキング2位の台湾と11位のオーストラリアによる開幕戦が行われた。試合の結果オーストラリアが台湾を3−0下すという波乱が起きた。



台湾は2年前のプレミア12の覇者で上位進出が期待されている強豪だ。今回のメンバーは台湾国内組だけではなく、NPB組やMLBのマイナー組も入った強力な顔ぶれとなっており、24年大会の決勝で先発した林イク珉(リン・イクビン)や、アスレチックス傘下に所属する林維恩(リン・ウェイエン)、福岡ソフトバンクホークスの徐若熙(シュー・ルオシー)など最強の顔ぶれが揃った。しかし5回裏にオーストラリアのパーキンスに2ランを放たれ先制を許すと、7回にはバザナがソロを放ち、追加点を許した。台湾は終始打線が振るわず、結果0−3で敗戦。黒星スタートで明日の日本戦を迎えることとなった。

台湾『中時新聞網』は「台湾初戦敗戦 勝ち残りへの道は茨の道」と伝え、今回の結果に落胆するも「WBCで再び国民の野球魂に火をつけた!プレミア12の粘り強い闘志を引き継ぎ、中華の勇士たちは日本、韓国、オーストラリア、チェコの強豪との試練に立ち向かい、マイアミ進出を目指し、世界の最高峰でメジャーリーグのスターたちと正面から対決する」と報じ、ここからの巻き返しを期待していた。

一方でこの試合を前に、台湾のネット内ではある議論が巻き起こっていたという。台湾で最大規模のオンラインコミュニティを形成しているインターネット掲示板の『PTT』ではある議題が上がっており、それは「台湾とオーストラリアの実力は近いのか?」という内容だった。台湾は本大会が始まる直前にソフトバンクと練習試合で対戦し、5−1で勝利。またオーストラリアも直前で巨人と対戦して5−1で勝利した。共に練習試合にて同じレベルを相手に同じスコアだったことで、ある台湾のネットユーザーが「台湾とオーストラリアの実力は実は近いのだろうか?」と疑問を呈したことで論争が起きていたという。

特にオーストラリアの直前の試合結果に驚いた人も多く「オーストラリアは確かに強い、少なくともホームランは打つ」「台湾の強打者は隠されている……実は正確じゃない」「オーストラリアが強すぎて勝てない」といった試合前から不安視する声もあったようだ。
その一方で「五分五分だろう、試合当日のパフォーマンス次第」「台湾の国際試合におけるオーストラリア戦勝率は8割だって知ってるか?」という意見もあり、論争が広がっていったという。結果、初戦敗れたことで「台湾の野球ってそんなに強いのか?」、「チアリーダーは世界最強」、「オーストラリアが強すぎるだけで台湾が弱いわけじゃない。もしかしたらオーストラリアは日本にも勝てるかもしれない」、「他国の方が進歩の幅が大きい」と苦言を呈したり、他国の成長の著しさについて語る人がほとんどだったという。

いずれにせよ、今回の敗戦を受け『PTT』では今後に向けて危機感を抱く声や、残り全勝を期待する声などさまざまな意見が飛び交っている。2次ラウンド進出に向け、いきなりピンチ追い込まれた台湾。そんな台湾と日本は6日対戦し、19時プレイボール予定だ。

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