今のイタリアではエリア内で泥臭く勝負できるFWが減っている?...の画像はこちら >>

アズーリでも活躍したトーニ photo/Getty Images

器用なFWは増えているが……

プレミアリーグではマンチェスター・シティのアーリング・ハーランド、ブンデスリーガではバイエルンのハリー・ケインと、ゴールを量産しているセンターフォワードは今でもいる。

しかしイタリア・セリエAでは、センターフォワードの得点数が何とも寂しいものになっている。

今季は現時点でインテルFWラウタロ・マルティネスが14ゴールを挙げて得点ランク首位に立っているが、二桁得点に達しているのはラウタロのみである。

ナポリFWラスムス・ホイルンド、FCコモMFニコ・パス、ミランFWラファエル・レオン、ユヴェントスFWケナン・ユルディズらも9ゴールと二桁得点に近づいてはいるものの、終盤戦に入っていることを考えれば寂しい数字だろう。

FWの得点力問題について指摘したのは、元イタリア代表FWルカ・トーニだ。トーニは2006W杯制覇にも貢献したストライカーであり、ペナルティエリアで強さを発揮する生粋のストライカーだった。

今では中盤に顔を出して攻撃に関与するFWも増えているが、トーニはこのスタイルに納得していない。ジャンパオロ・パッツィーニのポッドキャストにて、FWならペナルティエリアで勝負してほしいとの思いを明かしている。

「ペナルティエリア以外の場所へ攻め込んでいるアタッカーに言いたい。どこでゴールを決めるのかと。(セリエAでFWの得点数が少ないのは)彼らFWがペナルティエリアに入らず、周囲を動き回っているからだ。センターフォワードがクロスを上げるのか?違うと思う。私はストライカーだったが、誰かに対してクロスなんて上げないよ」

器用なFWが増える一方、ペナルティエリアで泥臭く勝負するタイプのFWは減少傾向にあると言えるか。トーニもパッツィーニもペナルティエリアで勝負するストライカーだったが、イタリア国内でそうした選手は減りつつある。



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