藤木直人、高見侑里がパーソナリティをつとめ、アスリートやスポーツに情熱を注ぐ人たちの挑戦、勝利にかける熱いビートに肉迫するTOKYO FMのラジオ番組「SPORTS BEAT supported by TOYOTA」(毎週土曜 10:00~10:50)。7月26日(土)の放送は、前回に引き続き、サッカー日本代表の中村敬斗(なかむら・けいと)選手へのインタビューの模様をお届けしました。


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中村敬斗選手



2000年生まれ、千葉県出身の中村選手は、高校時代にガンバ大阪とプロ契約を結び、17歳でJ1デビュー。2019年からオランダ、ベルギー、オーストリアのクラブを渡り歩き、2023年にはフランスのスタッド・ランスへ移籍。また、日本代表としても2023年3月の初選出以降、国際Aマッチ出場18試合で8得点を記録する活躍を見せています。

◆“サッカー日本代表”への憧れ

高見:中村選手が子どもの頃に憧れていた選手といえば、どんな選手が浮かびますか?

中村:元ブラジル代表のロナウジーニョですね、とにかく華があってカッコいいです。彼に憧れている選手はたくさんいると思いますが、僕もそのなかの1人です。

日本人選手だと、中村俊輔(なかむら・しゅんすけ)選手のユニフォームは持っていました。プレースタイルは違うと思うんですけど、サッカー選手なら“日本代表の10番”は誰もが憧れる番号なので、小さい頃は(日本代表10番の)ユニフォームを着て練習していました。

高見:“日本代表”を意識するようになったのは、いつ頃からですか?

中村:“日本代表に入りたい”という思いは小さい頃からずっと持っていました。ただ、オーストリアでプレーしていた2023年3月に初めて代表に選ばれたんですけど、そのときは、まさか選ばれるとは思ってもいなかったので本当にビックリしました(笑)。うれしさもヤバかったんですけど、驚きと不安のほうが大きかったです。

高見:これまでのご自身のキャリアを振り返ると順調ですか?

中村:プロに入るまでは本当に順調だったと思いますが、プロに入ってからはなかなかうまくいかないことが多くて。“プロの洗礼”じゃないですけど、自分の得意なプレーだけじゃこの世界で生きていけないと感じて……3~4年ぐらいはかなりもがいていたと思います。


サッカー日本代表・中村敬斗「何が何でも出たいです」2026年開催“W杯アメリカ・カナダ・メキシコ大会”出場への熱い思いを語る

(左から)中村敬斗選手、パーソナリティの高見侑里



◆森保監督と相性がいい!?

高見:日本代表は、史上最速、そして世界最速でW杯 2026 アメリカ・カナダ・メキシコ大会(以下:W杯)出場を決めて、森保ジャパンは“W杯優勝”を公言していますよね?

中村:そうですね。

高見:そんな森保一(もりやす・はじめ)監督はどんな方でしょうか?

中村:オンとオフがはっきりしていて、すごくプロフェッショナルな方だなと思います。ピッチに立つと顔つきが変わってピリッとしますし、オフは“選手の性格を知る”じゃないですけど、選手とより多くコミュニケーションを取って、メンタルの部分でも、きちんとケアをしてもらえているなと感じます。

やっぱり、試合に使う・使わないでいろいろあると思うんですけど、一人ひとり親身に向き合って話をしてくれるので、なかなかそういう監督はいないのではないかと僕は感じています。

高見:確かに、それだけコミュニケーションが取れていると、信頼感もすごく得られますよね。

中村:本当にそうだと思います。

高見:では、そんな森保監督とプレー面などで「こういうことをしてほしい」みたいなお話をされることはありますか?

中村:毎回話すわけじゃないですけど、1対1で「(試合中は)こうしてほしい」とか「今回は〇〇だから出すor出さない」ということをちゃんとはっきり伝えてくれるので納得することが多いですし、僕もそういうやり方がすごく好きです。

◆今の日本代表は「めちゃくちゃ強い」

高見:今の日本代表は本当に勢いがありますが、中村選手から見て今の日本代表はどんなチームでしょうか?

中村:めちゃくちゃ強いと思います。最終予選はベンチから見ることが多かったですけど、ほとんど前半に点が入るので、めちゃくちゃ強いなと思っています(笑)。

高見:そのぶん(代表内で)ライバルも多いですが、どんな意識で取り組んでいますか?

中村:一緒にチームとして戦っているので“ライバル”なのかは分からないですけど、自分はベンチのときもスタメンで出るときもありますが、意識的には変わらないです。常に平常心というか、どんなときも目標を見失わずにやるだけなので。平常心はすごく大事です。


高見:来年のW杯は史上最多の48ヵ国が参加する大会となります。中村選手として、どんな大会にしたいですか?

中村:“48ヵ国”と聞いてもピンときていないんですけど、もし出場できたら僕にとって初めてのW杯ですし、自分のなかでこの大会が基準になっていくと思うので、何が何でも出たいです。小さい頃からの夢なので、何としてもつかみ取って出たい大会です。

<番組概要>
番組名:SPORTS BEAT supported by TOYOTA
放送日時:毎週土曜 10:00~10:50
パーソナリティ:藤木直人、高見侑里
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/beat/
番組公式X:@SPORTSBEAT_TFM
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