(左から)パーソナリティの山崎怜奈、モモコグミカンパニーさん
◆モモコグミカンパニー独特の会話上達法
れなち:モモコさんは、7月から「モモコグミカンパニーの盗み聴きラジオ」という番組の配信がスタートしています。どういうきっかけで始まったのですか?
モモコ:私はラジオが好きなんですけど、結構緊張しいで。テレビはもっと苦手なんですよ(笑)。8年くらいBiSHとして活動して、テレビ慣れしているはずなんですけど、肩肘を張ってしまって“うまくしゃべれないな”っていつも思っていて。ラジオも好きなんですけど緊張してしまうから、Podcastって聴きたい人しか聴かないというか、限定的な媒体でちょうどいいなと思って。それをいろんなところで話していたら、今回ご縁があってやらせていただくことになりました。
れなち:私も1人しゃべりをしますけど難しくないですか? もともとやられていました?
モモコ:やっていたわけではないんですけど、1人でボソボソしゃべるのは好きなんですよ。それに、私の携帯には1,000件を超えるボイスメモが残っていて……(笑)。
れなち:えっ!? どこで録ったものですか?
モモコ:私は昔から、人と話しているときに“うまくしゃべれているかな?”“私がしゃべっているときに(相手から)どう思われているんだろう?”って思うことが多くて。それで、中学・高校の頃に友達との会話を録音して、それを家で聴き直して話す練習をしていたんですよね、今はもうやっていないですけど(笑)。
◆一番やりたかったことに挑戦中!
れなち:モモコさんは、シンガーソングライターのマナミさんと音楽プロジェクト・(momo)としても活動されていて、7月にはセカンドミニアルバム『ガラスの国』をリリースし、先日リリースツアーを終えたところなんですよね。
モモコ:ありがとうございます。今回のライブに向けて物語を書いて、15分ぐらいの朗読もして、たまに噛んだりして(笑)。
れなち:(笑)。
モモコ:BiSH時代って、私の歌割りは“1曲に1行あればいい”みたいな感じだったんです。6人で一人ひとり歌うグループだったので。でも、今は歌うのも自分だし、語りも自分だから、昔からは考えられないようなことを……でも、ライブを作りあげるというのは楽しいですね。
れなち:やっぱり音楽も続けていきたい?
モモコ:そうですね、細々でも続けていきたいです。歌詞って小説やエッセイを書くことともまた別物ですし、そもそもBiSHになる前は作詞家になりたかったんですよ。
れなち:へ~!
モモコ:でも、作詞家ってどうなればいいかマジわからなくて(笑)。提供とかをしなければ自分で曲を作って歌うしかないので。今後も作詞活動はやりたいなって思います。
れなち:書く仕事のほうも続けられていて、6月からポプラ社のストーリー&エッセイマガジン「WEB asta」で「歩くのが下手だから」というエッセイを連載されています。
モモコ:そうですね。あとは今、自費出版を頑張っていて……。
れなち:自費出版!?
モモコ:私が事務所を独立してから最初に手をつけたことというか、一番私がやりたかったのが“詩集”なんですよ。
れなち:詩集「氷の溶ける音」ですね。
モモコ:そうなんです。これを出版して、記念の展示会もやりたいなと考えていて。今まで小説やエッセイを書くにしても、原稿を出版社さんに渡して、後は出版社さんが表紙などを作っていただいていたんですけど、独立したのを機に紙から選んでみたいなと思ったんです(笑)。全部自分でやって、お金も自分で注ぎ込むっていう……。
れなち:流通はどうするんですか?
モモコ:そんなに冊数も多くないので、ウェブショップでやろうと思っています。めっちゃ大変ですけど、ここで1回、面倒くさいことをゼロからやってみたいと思ったんですよね。
<番組概要>
番組名:山崎怜奈の誰かに話したかったこと。
放送日時:毎週月~木曜 13:00~14:55
パーソナリティ:山崎怜奈
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/darehana/
番組公式X:@darehanaTFM