TOKYO FMで月曜から木曜の深夜1時に放送の“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。今回のお客様は、織田哲郎さんと相川七瀬さん。
ここでは、1996年にリリースされた相川さんの5枚目となるシングル「恋心」のPV(プロモーションビデオ)の話で盛り上がりました。

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相川七瀬「涙なしには語れないよ!」多忙を極めた「恋心」リリー...の画像はこちら >>

(左から)織田哲郎さん、相川七瀬さん


◆相川も知らなかった「恋心」PV裏話

織田:「恋心」を作ったのが30年くらい前?

相川:私が17歳くらいでしたね。
(※「恋心」は1996年にリリースされましたが、曲自体はその4年前に作られていました)

織田:そうだよな……怖っ(笑)!

相川:ね(笑)。「カメリアダイヤモンド」(三貴)のCMソングですよ。

織田:(当時は)やたら流れていたもんな。

相川:また夜のいい時間帯に流れるんですよ~。あの頃のスタジオワークもね……涙なしには語れないよ!

織田:つらかったねぇ(笑)。

相川:つらかった(笑)。

織田:今の俺ぐらい緩くなってくると、つらいときは「ちょっと休みます」「ここで休憩を入れちゃいます」ってやればいいのに、やっぱり、あの頃は「(曲を)作らなきゃ!」っていう気持ちが先走ってさ……よく遅くまでやっていたよな。

相川:特に織田さんは(プロデューサーとして)私の曲作りに全面的に携わりながら、私のあらゆるパブリシティ系の原稿や写真もすべて織田さんがチェックしていたので、相当な仕事量だったと思います。

織田:うん。そのなかで、よく「恋心」のPVを作ったよね。


相川:そうなんですよ! それを聞こうと思っていたんです。当時、織田さんが「俺『テルマ&ルイーズ』みたいなPVを作りたいんだよ」みたいなことをすごく言っていて(笑)。私も観たことがあるから「あぁ、いいですね」なんて言っていたら、「こういう感じでさぁ……堤(幸彦)監督とかがいいよね~」なんて言いながら絵コンテも描き始めちゃって……。

織田:あれは違うよ!

相川:違いましたっけ?

織田:最初は別の監督に頼んで、俺が「こういう感じで作りたい」って発注していたんだけど、その監督から「これがこうなので、それはちょっとできません」っていうNGが続いたんだよ。だから「わかった、俺がやる!」って言っちゃって、結局俺が監督をやったんだよ。

相川:織田さんが!?

織田:そうだよ。監督として現場に行って、俺が描いた絵コンテ通りにやったの。

相川:織田さんが現場にいたのは覚えていますけど、そうだったんだ!

織田:それで、俺が監督としてやることになったんだけど“これからどうしよう……? よし、まずはスタッフを集めよう”っていうときに、たまたまスケジュールが空いていたのが堤組だったの。

相川:いま考えたら、すごい贅沢な……。

織田:そうよ。だけど、監督は堤さんじゃなくて俺なんだよ(笑)。でも、堤さんも“時間があるときは来てくれる”っていう状況でやってくれていたわけ。


相川:そうだったんだ!

織田:だから、俺が(監督として)「はい、スタート!」って言っていた日もあったんだよ。

相川:まったく覚えていないです(笑)。

織田:ハハハ(笑)。まぁ、そりゃそうだ。

相川:皆さんも、これから「恋心」のPVを観るときは、織田哲郎監督の作品と思いながら……(笑)。

織田:俺がちゃんとした細かいところまで絵コンテを書いて、その通りに撮ったからね。

相川:カメラワークも?

織田:そう。全部、俺の絵の通り(笑)。


▶▶織田&相川が“90年代”のPV撮影裏話で大盛り上がり! 続きは「AuDee(オーディー)」で!

<番組概要>
番組名:TOKYO SPEAKEASY
放送日時:毎週月-木曜 25:00~26:00
番組Webサイト: https://www.tfm.co.jp/speakeasy/
番組公式X:@TokyoSpeakeasy
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