手島千尋アナウンサーがパーソナリティを務めるTOKYO FMのラジオ番組「防災 FRONT LINE」(毎週土曜 8:25~8:30)。今回の放送では「非常用持ち出し袋」について取り上げました。


災害発生で“職場”に留まることになったときに備えて…職場にも...の画像はこちら >>

※写真はイメージです



非常用持ち出し袋に入れている防災グッズは、いざというときに使えるようになっていますか? また、全国的に気温の高い状況が続いていますが、袋の中身も夏用に変更しましたか? 準備していても使えなくては意味がありません。季節ごとに中身の点検をおこなうとともに、中身も季節にあった物に入れ替えましょう。

そして、今回お伝えしたいことは“あなたが働く会社にも自分用の非常用持ち出し袋を用意しよう”ということです。外出時に地震などの災害が発生した際、オフィスなど身を寄せられる場所があれば、そこに留まることが望ましいとされています。東京都も、大規模災害発生から72時間は、移動せずに安全な場所に留まるように呼び掛けており、「東京都帰宅困難者対策条例」により、会社に対して3日分の水と食料の備蓄を求めています。それとは別に、一人ひとりができる備えもあります。

オフィスに置いておく自分用の防災セットを用意するにあたり、まず“勤め先ではどんな備蓄品があるか”をチェックしましょう。そして、被災したときのことを想像してみて、会社にある備蓄品以外にどんなアイテムが自分に必要なのかを考えます。基本的なアイテムの例として、

・動きやすい着替え(=上下セット)
・下着
・歯ブラシ
・体を拭くためのウエットシート
・コンタクトレンズ

などが挙げられます。また、徒歩での帰宅に備えて、歩きやすいスニーカーやリュックサック、レインコートも準備しておきましょう。アレルギーがある方は、会社で用意されている非常食がアレルギー対応とは限りませんので、自分用の食べ物を常備しておくと安心です。女性は生理用品やメイク落としシート、化粧水、保温グッズも用意しておくと良いでしょう。
その他、常備薬やお菓子など、自分が必要だと思うものを非常用持ち出し袋に入れておけば、いざというときに役立ちます。

災害は、自分がいつどこにいるときに発生するか分かりません。そのため、自宅以外に長い時間を過ごす職場にも非常用持ち出し袋を用意しておくと安心です。

<番組概要>
番組名:防災 FRONT LINE
放送日時:毎週土曜 8:25~8:30
パーソナリティ:手島千尋
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/bousai/
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