(左から)パーソナリティの山崎怜奈、上村由紀子さん
◆今のミュージカルのトレンドは?
れなち:日本のミュージカルで、最近のトレンドは何かありますか?
上村:アニメや漫画、ゲームを原作とした作品のミュージカル化、いわゆる“2.5次元ミュージカル”が出てきたのは大きいと思います。
れなち:「SPY×FAMILY」もミュージカル化しましたよね。
上村:(10月に)再演もありますからね。もう1つは“2.5次元作品に頼らない和製ミュージカル”みたいなものも出始めている気がします。
れなち:例えば、どんな作品がありますか?
上村:「バケモノの子」とか「ゴースト&レディ」など、原作は漫画なんですけれども、アレンジが多く加えられているのもあって、これまでの2.5次元作品とは、またちょっと違う流れになっています。
◆演劇・ミュージカル初心者にオススメの作品は?
れなち:リスナーのなかには、ミュージカルをあまり観たことがない人もいると思いますが、そもそも(観劇する作品を)どういうふうに選んでいったらいいのでしょうか?
上村:最初は“ビビッ!”ときたものを観ることですね。自分にとって敷居が低い作品から入っていただくとか、気になる俳優さんが出ているとか、そういうところから選んでいただくのがいいかなと思います。
れなち:上村さんの本「ビジネス教養としてのミュージカル」(日本能率協会マネジメントセンター)に“気分にあわせたお薦めミュージカル”というのも書いてありましたね。ちなみに、私が最初に観たのは、たぶん「レ・ミゼラブル」なんですけど。
上村:すごい!
れなち:子どものときに観に行ってから何回も観ているんですけど、あれはフランス革命の話だから、ちょっと難しいじゃないですか。「ライオンキング」とか「アニー」とかは分かりやすそうですよね。
上村:そうですね。大人が観ても子どもが観ても、胸に迫るものがあるので。
れなち:上村さんのなかでのオススメの作品はありますか?
上村:最初に観るミュージカルとしてオススメしたいのは、やっぱり「ライオンキング」です。
れなち:1997年ニューヨーク・ブロードウェイで初演がおこなわれ、(日本では)劇団四季がロングラン公演を続けていて、名作として知られています。どんなところがオススメでしょうか?
上村:“サークル・オブ・ライフ(生命の連環)”というテーマがあるのですが、今観ても視覚的な演出効果などが全然古ぼけていないです。
れなち:確かに! 家族で観に行ってもすごく楽しめる作品ですよね。
<番組概要>
番組名:山崎怜奈の誰かに話したかったこと。
放送日時:毎週月~木曜 13:00~14:55
パーソナリティ:山崎怜奈
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/darehana/
番組公式X:@darehanaTFM