今回の放送では満島真之介さんがゲストに登場。ここでは、初恋の人に告白した思い出や、人との向き合い方について語ってくれました。
(左から)原千晶、満島真之介さん、玉川徹
◆片思いで13回告白した学生時代
玉川:恋愛でフラれたことってあるの?
満島:あります。初恋のときなんて、13回もフラられていますからね。今考えると怖いなって思う(笑)。
玉川:中学生?
満島:はい。中学生のときで、相手は高校2年生。すごい高嶺の花に恋しちゃいました。13回、ちゃんと目を見て「お付き合いしてください!」って伝えました。もちろん相手は同じ方です。
原:そのときはさすがに落ち込みましたよね?
満島:めちゃくちゃ落ち込みましたし、帰り道は大泣きでした。
玉川:たぶん、泣くのがいいんだろうなあ。
原:どうやってテンションを上げるんですか?
玉川:俺は落ち込むと内側にこもっちゃうんですよ。満島さんはマイナスの部分も、全部外にバーッと出す感じだよね
満島:でも、1人だと難しいんです。それにぶち当たったときに戻る場所がなくなっちゃうじゃないですか。だから今の事務所のチームがいてくれるのは大きいです。帰り道に「あれはどうだった?」とか「もっとこうしたらよくなるんじゃないか」って、ずっと喋っていますから。
玉川:そうなんだ!
満島:逆に、黙り込んじゃうときが一番きついですね。まだ言語化できなくてモヤモヤしている感じがあります。普段は人のパーソナルスペースにもスッと入って話せるんですけど、「この人はなぜか心を開かないな」とか「分厚い壁があるな」と感じると難しいですね。
玉川:満島さんのように反省して、周りの人と協力して改善していけば、よくなるに決まっているよね。
原:才能の裏には努力もあるんですね。
玉川:もともとあるものだけじゃ難しいんだろうね。
満島:根底には「自分がいる空間で、幸せじゃない人を1人でも減らしたい」っていう思いがあります。僕が落ち込んでいる顔をしていたら、傍から見ている人が「なんであいつは落ち込んでいるんだよ」って思うじゃないですか。
玉川:なるなる。
満島:そういうのってけっこうあるんです。実際はそんなに落ち込んでいなくても、疲れていたり早く帰りたいだけだったりする。でもそれを言わないで、その場の空気だけで「もう帰っていいよ」って言わせる、あの気遣いの雰囲気が好きじゃないんですよ。
玉川:なるほど。
満島:それって誰も幸せになっていないし、誰も気分がよくならない。それを見ている人も「ああ、またあいつか」って思う。そういうことが絡み合っているのが大人の世界だといまでも思っています。
<番組概要>
番組名:ラジオのタマカワ
放送エリア:TOKYO FM
放送日時:毎週木曜 11:30~13:00
パーソナリティ:玉川徹、原千晶
番組Webサイト: https://www.tfm.co.jp/tamakawa/
番組公式X:@radio_tamakawa