Display Recorder』は、iPhone・iPod touch・iPadの画面を動画でキャプチャーすることを可能にする、これまでになかったアプリです。

録画を開始すると、アプリを切換えてもバックグラウンドでキャプチャーを継続。

他のアプリやiOSの操作まで、「まるごと」動画で録画・保存することができる、画期的かつ極めて強力なアプリです。

iOSデバイスの画面をキャプチャーは、静止画であれば「ホームボタンとスリープの同時押し」で可能でしたが、動画でキャプチャーを行うには、Jailbreak(脱獄)または開発者向けのシミュレーターを使うしかありませんでした。

このアプリは、そのような準備や開発環境を用意することなく、アプリをインストールするだけで、画面を動画でキャプチャーすることができます。

まずは実際にこのアプリで録画した動画ご覧ください(高画質で観るにはこちら)。

動画を見る

App Storeのアプリの解説にもありますが、現在(記事掲載時)のバージョンにはバグがあり、事前に「設定」>「一般」>「言語環境」>「書式」で「アメリカ合衆国」を選択する必要があります。

開発元によると、この問題はアップデートで修正される予定とのこと。

上記設定が終了したら準備完了。

録画をするには、アプリを起動して赤いボタンをタップします。

直ぐにカウンターが回り始め、録画が開始されるので、キャプチャーしたい画面・アプリに切換えます。

終了するには、再度『Display Recorder』を起動し、赤いボタンをタップ。

右側の四角い黒いボタンをタップすると、動画と音声をマージして保存します。

保存され動画は、「Recorded Items」から再生する事が可能。

また、YouTubeへ投稿したり、カメラロールに動画を書き出すこともできます。

iPhone 4Sでのテストでは、極めて重いゲームを除けばパフォーマンスも実用的といった印象です。

「Setting」では、キャプチャーのオプションを細かく指定できます。

音声はスピーカーから出た音をマイクから録音しているのか、周囲の音を拾うので注意が必要。

逆にこれを利用して、ナレーションを追加することもできそうです。

また、ゲームなどでは「Direct Access」モードでキャプチャーできない場合は、「Screen Capture」モードにすると録画できるようです。

アプリの使い方を解説したり、得意なゲームの決定的なシーンを録画するなど、アイデア次第で様々な使い方ができる、まさに画期的なアプリではないでしょうか。

その一方で、「簡易キーロガー」的な悪用も不可能ではない危険性もはらんでいるため、このままApp Storeに公開され続けるかどうかも注目されます。

タイトルDisplay RecorderカテゴリApp Store > 写真開発BUGUN Software対応機種iPhone 3GS以降・第3世代iPod touch以降・iPad (ユニバーサル)価格170 円

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