■<就活企業研究シリーズ>企業業績、従業員数、給与と最近の株価
シリーズでお伝えしている「就活企業研究シリーズ」。最新のデータを参考に、慶應義塾大学環境情報学部の卒業生が就職する就職先人数が上位企業ランキング及びその上場企業1社についてピックアップをし、有価証券報告書( https://corp.rakuten.co.jp/investors/assets/doc/documents/dai22_yuho.pdf )をもとに過去5年間の業績動向、従業員数、年間平均給与や最近1年間の株価動向について見ていきましょう。
■慶應義塾大学環境情報学部の卒業生が就職する上位企業ランキング
慶應義塾大学が発表した2019年4月現在の同大学環境情報学部を卒業した就職人数が3人以上の上位就職先は以下の通りです。
- アクセンチュア:10人(2人)
- 楽天:8人(2人)
- 東京海上日動火災保険:8人(2人)
- サイバーエージェント:5人(1人)
- 日本放送協会:5人(3人)
- リクルート:4人(2人)
- 三井住友銀行:4人(0人)
- 電通:4人(2人)
- 日本アイ・ビー・エム:4人(3人)
- 博報堂:4人(2人)
- 野村證券:4人(2人)
- キーエンス:3人(0人)
- グリー:3人(1人)
- トヨタ自動車:3人(1人)
- メルカリ:3人(1人)
- リクルートキャリア:3人(3人)
- 三井住友海上火災保険:3人(1人)
- 資生堂:3人(1人)
- 味の素:3人(1人)
※カッコ内は女子で内数
■就職先企業の業績、従業員数、給与と最近の株価
さて、上位就職先企業の中から、特徴的な企業の業績動向や従業員数、給与とともに最近の株価を見ていきましょう。
楽天
同社の過去5年の業績動向を見ていきましょう。
投資家が注目する当期利益は、2014年12月期の714億円から2016年12月期の384億円まで減益が続きましたが、その後は増益傾向にあり、2018年12月期は1418億円でした。
では、同社の従業員数や給料はどうなっているのでしょうか。
連結の従業員数は1万7214人。また、単体の従業員数は6528人で平均年間給与は720.0円となっています。平均年齢は34.4歳です。
最後に同社の過去1年の株価動向について見てみましょう。
過去1年は、昨年秋には700円程度に下がることもありましたが、現在は1000円程度の株価水準となっています(2019年9月現在)。
楽天の過去1年の株価推移

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■まとめにかえて
ここでお示ししたランキングや企業が必ずしも学生の人気ランキング順というわけではありません。
積極的に採用する企業が結果として上位就職先企業となっている側面もあります。ただ、学生が就職を希望しないことには最終的には就職先にはなりません。
最後に、企業研究をする際には、今回参考したような有価証券報告書や決算説明会資料なども参考にするとよいでしょう。決算説明会資料はどの投資家にもわかるように説明がされていることも多く、学生にとっても有益な資料といえます。決算説明会資料はアニュアルレポートほど堅苦しくなく、事業ごとの業績が分かりやすい資料といえます。
【参考資料】
慶應義塾大学「慶應義塾大学 2018年度 上位就職先企業(3名以上上位20社)」( http://www.gakuji.keio.ac.jp/life/shinro/3946mc0000003d8t-att/1_joi_2018.pdf )